NEWS: Yahoo!JAPANが米AdTruth社と戦略提携、複数デバイス間のユーザー識別により精度の高い広告配信を実現

デバイス識別技術を提供する米AdTruthは2月6日、Yahoo!JAPANと提携したと発表した。今回の戦略的提携により、Yahoo!JAPANはCookieを受付けないスマートフォンから訪問するユーザーや、複数デバイスをまたがるユーザーをユニークユーザーとして識別することができ、ユーザーのターゲットを絞り込んだより精度の高い広告配信を実現させることが可能となる。

近年、スマートフォンユーザーの拡大にともない、Cookie非対応の端末からのユーザー行動の分析やターゲティング技術の制限が、広告主のROIや媒体社のeCPM最適化を妨げる課題とされてきた。モバイルユーザーのユニークを特定する技術として、モバイル端末の個体識別情報(uid)の活用が一般的であったが、個人情報保護の観点で課題が残っていた。

今回Yahoo!JAPANが導入を決定したAdTruthのテクノロジーは、クライアントのシステム環境にインストールするオンプレミス形式で、デバイスを識別する際には、PII(個人を特定できるような情報)を収集せず、デバイスに痕跡を残さないなど、ユーザーのプライバシーを配慮し、データが外部へ漏洩するリスクが少ないのが特徴。

モバイル広告市場の拡大が期待されるなか、今回の提携によりYahoo!JAPANがモバイルにおけるリターゲティング広告の実現など、モバイル広告の付加価値向上と、広告主への最適なROI実現を牽引することを期待したい。

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大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。