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NEWS: 米国モバイル広告市場は2015年までに200億ドルに到達。アプリ広告が伸びると予測

Wolfram Alpha(ライター:岡 徳之

今月、Mobile Marketing Associationが発表した調査結果「Mobile Marketing Impact Study」によると、今年、モバイル広告やモバイルCRMなどのモバイルマーケティングに投下された予算は、104億6,000万ドルに上り、そのうち全体の50%をモバイル広告が占め、その金額は48億7,100ドルであることが分かった。また、モバイルマーケティングに投下された予算は、2015年までに200億ドルに到達する見込みだという。

 

 

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2010から2015年までのモバイルマーケティングに投下される予算の推移

 

また、InsightExpressが今年行った調査によると、モバイル端末やタブレット端末で表示される広告は、消費者の広告認知や購買行動によいインパクトを与えている。広告認知においては、モバイル広告が26%、タブレット広告が41%、購買意欲においてはモバイル広告が11%、タブレット広告が13%もの効果を挙げているという。

 

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モバイル・タブレット広告が企業に与えるよいインパクト

 

また、企業がどのようなモバイル広告に予算を配分していくのかを見ていくと、ウェブ広告が最も大きく2013年は31億5,700万ドル。しかしその後は、2015年までにアプリ広告に配分される予算が大きくなると予想されている。

 

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2010年から2015年までのモバイル広告への予算配分の推移

 

■ 関連リンク

(出典)Mobile Marketing Spending Translates to Sales, Brand Lift

http://www.emarketer.com/Article/Mobile-Marketing-Spending-Translates-Sales-Brand-Lift/1009892

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。