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DGとMarin Software、SEM領域のプラットフォーム連携を発表- 同一タグで導入負荷とデータ乖離を解決: NEWS

(ライター:岡 徳之

マルチスクリーン対応の広告運用サービスDGと、広告主向けオンライン広告管理プラットフォームMarin Softwareの大手2社が、両社のプラットフォーム連携を発表した。連携されるのは、DG MediaMind の Channel Connect: SEM ソリューションと、Marin Software プラットフォームだ。

ディスプレイ広告と検索広告の運用において、それぞれ異なるコンバージョンタグを保持することはデータの乖離をもたらす可能性がある。今回2つのプラットフォームを統合することで、データ乖離のリスク排除し、システム導入の負荷と時間を削減、また迅速な広告キャンペーンの展開を実現するという。

 

今回のパートナーシップに伴い、GroupM Interaction EMEAのCOO Marc Panic氏は、「DG社とMarin Software社という業界を代表するテクノロジー企業が、このような協業に至ったことを嬉しく思う。広告代理店による、顧客企業に対するより戦略的なサービス提供を後押しするだろう」とコメント。

 

DG社のCMOであるRicky Liversidge氏は、「私たちのゴールは、キャンペーンの複雑さを解消し、広告代理店や広告主によるデジタル広告キャンペーンの成果を上げることである。Marin Software社という技術的パートナーと協業し、データを共有することで、広告主へ新しい付加価値をもたらす一例となるだろう」と話す。

 

Marin Software社のCMO Matt Ackley氏はこう加える。「今回のパートナーシップによって、データの乖離という問題は過去のものになる。コンバージョンとアトリビューションの設定が容易になることで、キャンペーンプランナーやバイヤーたちのキャンペーン最適化の時間を節約し、より正確なデータを提供する」

今回のパートナーシップにより、煩雑なコンバージョンタグの保守運用の手間がなくなり、キャンペーンの設計や運用プロセスが簡易化される。顧客企業による、より効果的かつスピーディな広告キャンペーン展開が期待される。

 

関連リンク
プレスリリース
http://www.mediamind.com/dg-and-marin-software-announce-search-marketing-integration

  (編集:三橋ゆか里)

 

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。