×

今月のASEAN+INDIA アドテクシーン

(ライター:Asia Plus 黒川賢吾)

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一か月間に東南アジア・インド地域で起こったトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

 

 

 

 

GoogleがInMobiとの買収交渉を開始!?

Googleがモバイル領域での広告ビジネスを強化するためにInMobiとの買収交渉を開始したと、Economic Timesをはじめ海外の複数メディアが3月11日に一斉に報じた。(日本語)

 

インドのEコマース最大手FlipkartがモバイルアドネットワークAdIQuityを買収

インド最大のEコマース事業者FlipkartがモバイルアドネットワークAdIQuityを買収した。買収金額は明らかにされていない。(日本語)

 

韓国Yellow Mobileがインドネシアのアドテク企業を買収

韓国のモバイルメディア大手Yello Mobile傘下のYellow Digital Marketingが、インドネシアのアドテク市場でリーディングカンパニーのAdplusを買収。「韓国で培った経験と技術で東南アジアのモバイルとデジタルマーケティングにフォーカスし投資をしていく」とYello MobileのCEO LEE氏はコメントしている。(英語)

 

Indosat とSmaatoがインドネシアでモバイルアドエクスチェンジを開始

インドネシアの通信キャリアIndosatが米国モバイルアドエクスチェンジSmaatoとの共同事業で、モバイルアドエクスチェンジ事業を開始すると公表した。(英語)

サービス名はIndonesia Mobile Exchange。

Indosatが抱える5500万人のモバイルユーザーと、Smaatoがインドネシア国内で実績として持つ月間50億impの在庫規模とのレバレッジにより事業展開を進めていく。

 

アジアのアドテク統合はモバイルから-SpotXchange APACトップがコメント

ビデオ広告トレーディグプラットフォームを運営するSpotXchangeのAPAC HeadであるMatt Von der Muhllが、プログラマティックによるモバイル広告や携帯機器の成長が著しいアジアではモバイル部門のアドテクから最初に統合が始まるのではないかと発言した。(英語)

 

TubeMouglが東南アジアビデオ広告配信でCtrlShiftと連携

シンガポールに拠点を置くマーケティングテクノロジーカンパニーのCtrlShiftは東南アジアでのビデオ広告配信のパートナーとして、TubeMogulを選定した。

今後CtrlShiftはTubeMogulのビデオ広告購入のソフトウェアを活用し、東南アジアにてプログラマティックキャンペーンを提供していく。(英語)

 

インドのアドネットワークAffinityがモバイルリッチメディア広告提供開始

インドのアドネットワークAffinityが、3月19日より開催されたad:tech New Delhi 2015に合わせて、ブランド広告主向けのモバイルリッチメディア広告ユニットM-Canvasをリリースした。 (英語)

スマートフォン広告市場が立ち上がったばかりのインド市場においても、広告商品の拡充が進みつつある。

 

 

 

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。