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ファンコミュニケーションズnend、Web・アプリ向けネイティブ広告対応を開始

今年になりヤフーのYDNなど、大手事業者が広告フォーマットのいわゆる“ネイティブ化”対応を進め、その需要が急速に拡大する中、スマホアドネットワーク最大手のnendもこれに対応する。

ファンコミュニケーションズは、nend「ネイティブアド」の提供を12月1日より開始したと公表した。

広告素材の中からコンテンツにマッチした広告レイアウトを作成することができ、カスタマイズによってインフィード型やカスタム型など、幅広い表示形式に対応可能のこと。

「ネイティブアド」の配信は、アプリ・Web両メディア向け双方に対応、Webメディア向けには、二つの導入プランを提案しており、一つはメディアサイトURL情報をnend側に送るだけで簡単に広告挿入が出来る「Easy Ad Editor」を活用したもの、そしてもう一つは、htmlやcssを直接編集して理想の広告へカスタマイズした広告コードを作成できる「Professional Ad Editor」を活用したもの。

選べる2つの広告コード導入方式

大手メディアから中小メディアまで、“提携サイト数約48万8千 ※同社2015年11月末時点の公表数値”という規模の媒体をネットワーク化している同社ならではのメディアへの対応ともいえるであろうか。一方のアプリメディアに対しては、SDKを提供して導入を進める。

ところで、ファンコミュニケーションズと同じアフィリエイト広告業界大手のインタースペースもまたネイティブ広告の領域に参入している。同社は、「X-lift(クロスリフト)」という、レコメンド・ウィジェット型広告の配信サービスを今年8月にリリースしており、ファンコミュニケーションズとは少し違う角度から参入している。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。