×

先週のグローバルアドテクシーン:Verizon、Yahoo!買収の提案準備、PubMatic、媒体社向け次世代型包括ソリューション提供開始

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

Technavio、2020年までのテレビ広告のトレンドを予想

テクノロジー調査企業のTechnavioは、2020年までの米国のテレビ広告のトレンドについての予想を発表した。
プログラマティック広告やデータドリブンな広告などWEBで起こっていることがテレビでも普及するという内容である。

OpenX、Google AMPの公式パートナーへ認定

OpenXは、Google AMPに対応したページに広告を配信することができる認定パートナーに新たなに追加された。
先日Rubicon Projectや日本ではアイモバイルが追加されている。

AOL、テレビ広告のプログラマティックバイイングプラットフォームを提供開始

AOLは、同社が提供するプログラマティックバイイングプラットフォームのONE by AOLでのテレビ広告の買付けを開始する。
セルフサーブでのテレビ広告配信が可能となる。

Sizmek、次世代型広告管理プラットフォーム「MDX-NXT」をリリース

Sizmekは、広告管理プラットフォームMDNの次世代版としてMDN-NXTをリリースした。
処理の速度の向上や管理画面の改善など大幅なアップデートを行った。

DataXu、2015年のアドフラウドレポートを公表

DataXuは、2015年のアドフラウドのレポートを公表した。
一般的にはOpenAuctionでは30%、アドネットワークで7%と言われている中、DataXuは2.85%であったという。

PubMatic、媒体社向けの次世代型包括ソリューションを提供開始

PubMaticは、媒体社向けの包括的な広告管理ソリューションの提供を開始する。
他のプラットフォームと違いPubMaticは媒体社を重視しているという立ち位置が示されたサービスとも言える。

Vox MediaとNBCUniversal、共同在庫プラットフォーム「Concert」をリリース

Vox MediaとNBCUniversalは、両社の保有するコンテンツやオーディエンスに対して広告を配信することのできる共同在庫プラットフォーム「Concert」をリリースした。

ラジオ向けプログラマティック広告プラットフォームJelli、DSPサービスSpotPlan?の提供を開始

ラジオ広告のプログラマティックプラットフォームを提供する米国Jelliが、マーケッター向けのDSP、SpotPlan?の提供を開始した。広告主やエージェンシーは、同社が持つラジオ広告在庫をセルフサービスで効率的にバイイングすることが可能になる。

Target、GroupMとメディア事業を統合

グローバルにECサイトなどを展開するTargetは、WPP傘下のGroupMにメディア事業を統合する。昨年よりメディア事業をGroupMと共に行っており、今回完全に委任する形となる。

ネイティブ動画広告プラットフォームのVirool、シリーズAにて1,200万ドルを調達

ネイティブ動画広告プラットフォームを提供するベンチャー企業のViroolは、シリーズAにて1,200万ドルを調達した。
出資にはYahoo! JAPANも傘下しておりアウトストリーム動画広告の成長株として期待されている。

Verizon、Yahoo!買収のための提案に向けて準備

かねてより噂をされているYahoo!の事業売却について、Googleによる買収提案も報じられるなどと報道が過熱しているが、ブルームバーグは、Verizon Communicationsが4/11週の買収提案に向けて準備をしていることについて、他の買収候補企業の動向とともに報じている。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。