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NEWS:動画広告、新時代の幕開け:米TubeMogul、DAC・オムニバスと資本業務提携、国内動画RTB市場へ参入

TubeMogul_logoデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)と株式会社オムニバスは2月6日、米TubeMogul Inc.(TMI)の完全子会社である株式会社チューブモーグル(TMJ)と資本業務提携を行ったと、相次いで発表した。


MKT size米国では、オンライン広告の中でも「動画広告」の高い成長性に注目されており、IAB(Interactive Advertising Bureau)の2012年上半期実績レポートによると、上半期の売上が約842億円(1ドル80円換算)、前年上半期比18.1%増と報告されている。また、2012年9月のeMarketerによる予測によると、2011年から2016年までの5年間で、4倍以上の市場規模になると推測されている。TMIは、成長著しい米国の動画RTB市場のなかでも最大級の規模を誇る動画に特化したDSPを提供している。

DAC代表取締役社長 矢嶋氏は「国内インターネット媒体を幅広く取り扱うDACとの連携により、国内動画RTB市場の早期確立ならびに拡大につなげることが出来ると考え、主にサプライサイド(媒体サイド)における動画RTB在庫の充実を図っていく」コメントしている。

一方、オムニバスは日本国内での顧客開拓、オーディエンスデーター連携などの分野で包括的な業務提携をするとし、主に広告主サイドにおける動画広告RTBの導入・活用を推進していく構えだ。

動画RTB市場が日本で大きく成長していくためには、在庫の拡充という媒体サイドの努力と、新しい商材である動画広告の導入・効果測定といった広告主サイドの活用サポートという両サイドからのアプローチが必要不可欠だ。今回、TMJがDACとオムニバスの両社と資本業務提携を結んだことにより、動画広告を一気に日本市場で拡大させるための基盤が整ったことになる。

なお、DACはトライアルを行った上で、4月を目途に本格展開をスタートする予定。

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ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。