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NEWS: アイメディアドライブ、国産初のデータマネジメントプラットフォーム「AudienceOne」の提供開始

Logoデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社の子会社である、株式会社アイメディアドライブは、2013年4月1日より自社メディアや、第三者からの提供データなどのオーディエンスデータを利用し、様々なターゲティング配信を可能にする国産初の本格的「データマネジメントプラットフォーム(DMP)」である「AudienceOne(オーディエンスワン)」を媒体社および広告主や広告会社に提供開始することを発表した。

 (ライター:岡 徳之

同サービスでは、収集した「オーディエンスデータ」をインターフェイス上にて分析、加工することが可能となっており、精度の高い配信ターゲットを生成することが可能。また、利用し易いインターフェイスを用意しており、従来エクセルなどを用い手動で管理を行っていた情報を「AudienceOne」の画面上で簡単に管理することができるという。

 

「AudienceOne」の全体イメージ

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同サービスの特徴は、以下の7つ。

 

1.DemoGraphic Insight(DGI)

自社サイト訪問ユーザーのデモグラフィック情報を可視化する機能

 

2.Analogic Segment Extension(ASE)

特定のオーディエンスセグメントと類似しているデータを解析し、拡張する機能

 

3.Audience Intent Discovery(AID)

ユーザーのサイト閲覧や検索などの行動情報から興味関心を分析する機能

 

4.Intelligent Tag Management(ITM)

トラッキングツールやリターゲティングタグなど、サイト内にあるタグの一元管理を行う機能

 

5.Universal Audience Sharing(UAS)

「AudienceOne」利用ユーザー間でオーディエンスデータを共有する機能

 

6.Social and CRM Engagement(SCE)

自社が保有している顧客情報(CRMデータ)やソーシャルメディア情報と連携を行う機能

 

7.3rd-Party Data Integration(3DI)

第三者のデータと自社データを統合することで、より詳細な自社データ分析や利用が可能

 

同社は「AudienceOne」の提供を開始する背景について、昨今、インターネット広告市場ではリアルタイムビッディングなどの普及によって自社メディアや第三者からの提供データなどの「オーディエンスデータ」を活用した広告配信ニーズが高まっているとしている。また一方で、クラウドコンピューティングの普及やデータストレージの容量拡大など、テクノロジーや機器類の発展により、以前は現実的に利用することが難しかった大量データの蓄積・分析が可能な環境が整ってきたことから、オーディエンスの基本属性、趣味・嗜好、購買などの大量データを組み合わせて商品プロモーションなど企業のマーケティング活動に活用することに対する関心が高まっていることも挙げる。

 

■ 関連リンク

・ デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム

http://www.dac.co.jp/

・ アイメディアドライブ

http://i-mdrive.co.jp/

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。