先週のグローバルアドテクシーン: 電通、アジアのEC領域のソリューション会社「ブルーコム社」を買収
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
LiveRamp、人ベースのマーケティング企業2社を買収
オムニチャネルで特定化する技術をもつLiveRampは、さらに人ベースのマーケティング事業を強化するべくArborとCirculate1億4,000万ドルを使用し2社を買収した。
Adform、Rubicon Projectと提携しオーディオプログラマティック取引を開始
プログラマティック広告プラットフォームのAdformは、Rubicon Projectと提携しオーディオプログラマティック取引を開始し、同社DSPとからオーディオ広告の配信が可能となった。
電通、アジアのEC領域のソリューション会社「ブルーコム社」を買収
電通は、上海に拠点を持つアジアのEC領域のソリューション会社「ブルーコム社」を買収し海外本社の子会社化を発表した。
Google、拡張テキスト広告への移行を支援するAdWordsスクリプトを公開
Googleは、AdWordsの拡張テキスト広告への移行を支援するツールを公開した。
このツールを使えば、既存の標準テキスト広告を活用し、拡張テキスト広告を作成することができる。
Criteo、ビジネス開発のEVPを新たに採用
Criteoは、グローバルサプライとビジネス開発のEVPを新たに採用した。
採用されたGrabowski氏は、元マーケティングプラットフォームPersioのCEOである。
Marin Software、「Dynamic Ads for Travel」をリリース
クロスチャンネルマーケティングプラットフォームのMarin Softwareは、旅行業界向けのダイナミック広告ソリューション「Dynamic Ads for Travel」をリリースした。
DoubleVerify、MediaMathと提携を開始し、The Trade Desk とTurnと提携拡大
アドテク事業者のDoubleVerifyは、MediaMathのデータ提携を開始し、またpre-bidターゲティングの領域でThe Trade Desk とTurnとの提携を拡大した。
AT&T、 DISH、 WPPの3社、Invidiのテクノロジーを買収
AT&T、DISH、WPPの3社は共同で、テレビでのターゲティング広告を実現するInvidiのテクノロジーを買収することが発表された。
Publicis傘下のSapientNitroとRazorfish、統合してSapientRazorfishを立ち上げ
広告グループのPublicis傘下のSapientNitroとRazorfishは、デジタルファーストに対応することなどを目的にSapientRazorfishを立ち上げた。
UnrulyX、Nielsen DARに最適化されたPMPソリューションを提供開始
動画広告プラットフォームUnrulyが提供するアウトストリーム動画SSPのUnrulyXは、Nielsen DAR (Digital Ad Ratings) に最適化された新たなPMPソリューションの提供を開始した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長 慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。