新たなサービスで新規顧客獲得に寄与-Criteoが新プロダクトの最新事例を公開

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Criteoは10月11日、東京本社にて「Criteo Customer Acquisition」の導入事例を公表した。

2018年6月にβ版の提供を開始し、10月より 一般提供を開始した「Criteo Customer Acquisition(CCA)」の概要と、試験導入を始めた2社におけるCCA の導入背景、新規顧客獲得率やコストの速報値について話がなされた。

冒頭、同社知地俊弥 シニアセールスマネージャーが登壇し、「Criteoはリターゲティング広告による既存顧客からの売り上げ最大化をミッションとしてきたが、今後はフルファネルの展開に力を入れていく」と述べ、「今回のソリューションは、Criteoが既存顧客から得られるAIの学習データを利用し、新規の顧客獲得に寄与できるものである」と話した。

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続いて、同社村木沙耶 APACプロダクト&ソリューション担当マネージャーがCCAの概要について説明。

CCAの広告配信の仕組みは、①新規見込み客の特定②新規見込み客のスコアリング③レコメンドをパーソナライズ化、の3つのステップからなる。

①ではCriteoが保有する膨大なユーザーデータから新規見込み客を抽出する。匿名化された最大過去3か月のユーザーの閲覧・購入履歴、例えば頻繁に閲覧している商品カテゴリ(例=ドレス・スマートフォンなど)、CCA対象の業種クライアントのサイトを最後に訪問した時期、訪問頻度の高い配信面など、Criteo配信面・広告主サイトを通じて、ユーザーの興味の対象や関心の高さ等について多角的に見ていく。

②では新規見込み顧客の可能性を定量的に評価するため、①で特定した潜在顧客の動きや傾向データから、まずは新規にあてはまらない、過去CVユーザーをはじめとした既存ユーザーを除外する。そして、行動履歴を用いて新規見込み顧客をスコアリングし、スコアが高いユーザーから優先的にターゲティングをしていく。

③では、新規見込み客ごとの興味・関心を商品カテゴリレベルで特定し、特定した商品カテゴリーの中から、最も適切な商品をダイナミックバナーでレコメンドする。商品カテゴリーは、CPPF(Criteo Performance Product Feed)の商品カテゴリーを参照して特定されるが、アパレル、といった広い範囲ではなく、カバンやシューズ、さらにはその中から最も適切な商品まで、細かくカテゴリーされる。

CCAではこのAIを活用した3ステップにより、確かなパフォーマンスを提供し、KPIに対して、CPC課金(クリック課金)ベースでROIの最大化を図っていくとした。

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出典:Criteo公表資料

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続いて導入事例を、KDDIコマースフォワード株式会社、パーソルキャリア株式会社の2社が紹介。

KDDIコマースフォワードマーケティング部プロモーショングループ 元吉勝也氏が、総合ショッピングモール「Wowma!ワウマhttps://wowma.jp/)」におけるCCAの活用事例を紹介した。

Wowma!では、現状のKPIとして、ROAS(広告費1円当たりの売上額)だけではなく、新規の獲得により比重を置いており、リマーケティングプロダクトにおいても新規の獲得を重視している。CCAについては、試験導入して1~2週間足らずで、他社のリマーケティングプロダクトと比べて、新規顧客の件数が5倍以上獲得できて、かつ購入済みの既存ユーザーを除外できるため、CPAの抑制にもつながったとした。

パーソルキャリア株式会Works事業部プロダクト&マーケティング企画統括部マーケティング企画部兼データビジネス部ゼネラルマネジャー 森勇樹氏は、アルバイト求人情報サービス「an」の導入事例について紹介。

導入の背景として、「アッパーファネル(新規リーチ)への競合投資が白熱するなか、効率的に新規ユーザーを獲得していくことがポイントになってきた」とし、1~2週間のパフォーマンスとしても、新規ユーザー誘導単価では、他の新規顧客獲得方法(SEM・求人専門検索サイトなど)と比較しても、最も効率的に新規ユーザーを獲得できていると述べた。

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出典:パーソルキャリア公表資料

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柏 海

ExchangeWireJAPAN 編集担当
日本大学芸術学部文芸学科卒業。 在学中からジャーナリズムを学び、大学卒業後は新聞社、法律・情報セキュリティ関係の出版社を経験し、2018年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告調査などを担当する。