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注目の企業データ:サイバーエージェントのインフィード広告売上、2015年は185億円で市場シェア24%強に

 

今年業界全体が注力しているインフィード広告。広告代理店における売上の状況はどのようになっているのだろうか。

サイバーエージェントが、決算資料でインターネット広告事業におけるインフィード広告売上を開示している。

直近の2015年10-12月の四半期売上は60.8億円、2015年年間では約185億円の規模に達している。2014年年間売上が約71億円であるので、1年で約2.6倍になったことになる。

これを同社インターネット広告事業売上に占める構成比でみると、2015年は12%強で、2014年の6%弱から、2倍以上に増加している。(構成比母数のネット広告事業売上は、2015年1486億円、2014年1226億円で計算)

また同社が先日公表した2015年のインフィード広告市場規模は768億円と推定されているが、これを元にするとインフィード広告の広告代理店レイヤーでの市場シェアは24.1%であり、市場全体の1/4弱を同社が占めるということになる。

CA JBzA 18p

サイバーエージェント決算説明会資料

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。