×

先週のグローバルアドテクシーン:PubMatic、ヘッダー入札ソリューションOpenWrapがPrebid.jsと統合

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

Krux、「Salesforce DMP」に名称を変更

約半年前にSalesforce傘下に買収をされたDMPであるKruxは、同社の1つの商品ラインナップであることがわかるように「Salesforce DMP」に名称を変更した。これまでのKruxユーザーに設定変更などの影響はなく、今後はSalesforceの製品との連携強化などが期待される。

Adelphic、Integral Ad Scienceと提携

人ベースを特徴とするDSPであるAdelphicは、ブランドセーフティーな情報をpre-bid情報に付加し信頼性を高めることを目的にIntegral Ad Scienceと提携した。

モバイル広告プラットフォームのTabMo、米国市場に進出

モバイル広告プラットフォームのTabMoは、これまでパリを拠点に欧州で展開をしていたが米国を中心とした北米市場にも進出したことを発表した。
同社はディスプレイ・ネイティブともに配信可能なモバイルDSPとなっている。

Conversant、ブランドセーフを担保する「Ad Quality Guarantee」をリリース

パーソナライズド広告のConversantは、IASの技術・評価を元にしたブランドセーフを担保する商品「Ad Quality Guarantee」をリリースした。
アドフラウド問題で、ブランドセーフ担保サービスが増加している。

xAd、Media Rating Council (MRC)との提携を拡大

ロケーションベースターゲティングのxAdは、アドフラウドやViewability計測などのベンダーによるコンソーシアムであるMedia Rating Council (MRC)との提携を拡大し、アドフラウド対策やViewability計測の品質向上を発表した。

Apester、メディア向けプログラマティック動画広告ソリューションをリリース

メディア向けに動画制作ツールを提供しているApesterは、制作した動画のマネタイズ支援を強化するためにプログラマティック動画広告の取扱いを開始した。

Ooyala、Brightcoveを提訴

動画プラットフォームのOoyalaは、同業のBrightcoveを企業秘密である顧客リストやマーケティング戦略などの故意的な流用を問題として米国で提訴を行った。

BounceX、3,100万ドルを調達

2012年に設立された人ベースの行動ターゲティングを得意とするBounceXは、3,100万ドルをシリコンバレーバンクなどから調達した。ターゲティングの元になるデータベースの強化などに利用する。

AppNexus、IRONdbを提供するCirconusと提携

AppNexusは、リアルタイムダッシュボードのGraphiteを表示させるためのインフラとしてCirconusと提携しIRONdbを採用することを発表した。

PubMatic、ヘッダー入札ソリューションOpenWrapがPrebid.jsと統合

PubMaticのヘッダー入札ソリューションOpenWrapは、さらなる拡張性を持つために最も普及しているヘッダー入札のオープンソースであるPrebid.jsを採用した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。