×

先週のグローバルアドテクシーン:オランダの電話会社のAltice、アウトストリーム動画のTeadsを3億700万ドルで買収

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

Nativo、スポンサードコンテンツのプログラマティック化を開始

Nativoは、同社が持っているTrue NativeやNative Videoなどを組み合わせたスポンサードコンテンツのプログラマティック化を業界で初めて開始したという。

AdColony、縦型動画「Instant-Play™ HD Vertical Video」をリリース

モバイル広告プラットフォームのAdColonyは、縦型動画「Instant-Play™ HD Vertical Video」をリリースした。
クライアントとしてUFCが既に利用をしている。

MediaAlpha、リードジェネレーションにプログラマティックプラットフォームを拡張

プログラマティックプラットフォームのMediaAlphaは、あらゆる業種のリード獲得向けにプログラマティックプラットフォームを拡張したことを発表した。
リードジェネレーション市場は100億ドル規模になる。

DoubleClick、YouTube広告のフォーマットの追加とレポートを強化

GoogleのDoubleClickは、YouTube広告のフォーマットの追加とレポート機能の強化を発表した。
2つのフォーマットの追加とYoutubeとそれ以外のインベントリーのレポートの統合などが主な内容となる。

オランダの電話会社のAltice、アウトストリーム動画のTeadsを3億700万ドルで買収

大手電話会社によるアドテクカンパニーの買収は近年盛んに行われており、オランダの大手電話会社のAlticeも、フランス発のアウトストリーム動画のTeadsを3億700万ドルで買収した。(PDFアイコンPDF)

Rubicon Project、ヘッダー入札のオープンソース「Prebid.js」の提供を拡大

Rubicon Projectは、同社の技術を元に作成したヘッダー入札のオープンソース「Prebid.js」の提供を拡大することを発表した。
業界に広くヘッダー入札を広げることが目的である。

Facebook、Facebook Audience Network(FAN)でヘッダー入札対応開始

Facebookは、同社の広告ネットワークであるFacebook Audience Networ(FAN)でついにヘッダー入札への対応を開始したと発表した。
Index Exchangeなどが最初のパートナーとして選ばれた。

DoubleClick、Conversions APIでオフラインイベントも計測可能に

GoogleはDoubleClickの提供するConversions APIにおいて店舗来訪などのオフラインイベントを計測可能になったことを発表した。
これによりさらに緻密なメディア戦略などを設計する際のヒントにすることができる。

Hootsuite、Snapchatの分析ツールのNaritivを買収

ソーシャルメディア管理プラットフォームのHootsuiteは、Snapchatの分析ツールなどを提供するロサンゼルス拠点のNaritivを買収した。

Digilant、プログラマティック代理店Anagramを買収

トレーディングデスクのDigilantは、同業であるプログラマティック代理店Anagramを買収した。
Anagramは2015年に設立されたベンチャー企業である。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。