×

先週のグローバルアドテクシーン:Sizmek、1億4,500万ドルでDSP事業者「Rocket Fuel」を買収

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

Rubicon Project、プログラマティック広告買い付け最適化のnToggleを買収

Rubicon Projectは、Bidトラフィックを精査しプログラマティック広告買い付け最適化を行う技術を持つnToggleを3,850万ドルで買収したと発表した。

Sizmek、1億4,500万ドルでDSP事業者「Rocket Fuel」を買収

第三者配信などを提供するSizmekは、マルチチャネル配信や人工知能による配信最適化などが強みであるDSP事業者の「Rocket Fuel」を約1億4,500万ドル(162.4億円)で買収をした。

Evidon、欧州基準準拠のCookieプラットフォームをリリース

Evidonは、7月25日に欧州で適応される法律(通称クッキー法)の基準に準拠したCookieプラットフォームをいち早くリリースした。

SpotX、OTTなどの動画広告に特化したコンサルティングチームを設置

動画広告プラットフォームのSpotXは、同社のこれまでのノウハウを活かし、広告主やメディア向けに動画放送やOTTなどの高単価枠の動画広告に特化したコンサルティングチームを設置した。

Smaato、データエクスチェンジのadsquareと連携

モバイルDSPのSmaatoは、データエクスチェンジのadsquareと連携し、リアルタイムでオーディエンスを分析しbiddingすることで入札効率の向上を発表した。

Eyeota、オーディエンスデータのYouGovと提携

データプラットフォームを提供するEyeotaは、新たに趣味趣向や購買データなど多様なオーディエンスデータを持つYouGovと提携し同プラットフォームから使用可能となった。

コネクテッドTV向けのオーディエンスプラットフォームTruOptik、DMP事業者のLotameと提携

コネクテッドTV向けのオーディエンスプラットフォームTruOptikは、DMP事業者のLotameと提携し、OTT Marketing CloudにてLotameのオーディエンスセグメントを利用してCTVやOTTに配信を可能にした。

フリークアウトグループ、南アジア初の拠点としてインド子会社を設立

フリークアウトグループは、南アジア初の拠点としてインド子会社を設立した。
同地域でも拡大しているスマホ広告需要に対応するため、スマホ向けネイティブ広告プラットフォームを展開する。

AerServ、Cost Per Completed View (CPCV)課金を開始

モバイルアプリ広告プラットフォームのAerServは、Cost Per Completed View (CPCV)課金を開始した。
動画を完全視聴したタイミングをフラグに課金対象とする。

IAB、クロススクリーン広告ユニット標準規格を発表

IABは、新しいクロススクリーン広告ユニット標準規格の最終バージョンをリリースした。
VR,AR,360度動画,メッセージアプリなどあらゆるフォーマットに合わせることを主眼としている。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。