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ニールセン、オンライン広告のブランドリフト効果を測定・最適化する新ソリューション「ニールセンOnline Brand Effect」を提供開始

(ライター:岡 徳之

視聴者行動分析サービスを提供するニールセンは、オンライン広告のブランドリフト効果を測定し、キャンペーンの最適化を支援するニールセン Online Brand Effect(オンライン・ブランド・エフェクト)の提供開始を発表した。

 

ニールセンOnline Brand Effectは、メディア企業、広告代理店、および広告主がオンライン広告のブランドリフト効果を計測し、最適化するためのソリューション。ブランドリフトとは、ブランディング広告に接触した人のグループと接触していない人のグループの割合を比較し、後者が前者より上がったことを示す指標のこと。

 

特徴は大きく2つある。まず、オンライン広告によるブランドリフト効果の向上を、認知度・好意度・態度変容・購買意向などの指標で、リアルタイムに把握できること。もう1つの特徴は、キャンペーン全体の非接触者と接触者間のブランドリフト効果の比較はもとより、クリエイティブ、サイト、フリーケンシー(広告接触頻度)、ユーザセグメント(広告接触者属性)ごとにも、広告によるブランドリフト効果を比較できる点だ。

 

また、ニールセンOnline Brand Effectのシンプルなインターフェースによって、キャンペーン検証がスムーズに行えるという。また、ニールセンが買収したVizu社の時代も含めると、5年以上の実績を持つニールセンOnline Brand Effectが蓄積してきたノーム値をインターフェース上で確認することができる。更に、メディア企業と、広告代理店や広告主が共同で、同一キャンペーン上のブランドリフト効果の最適化支援を行える機能も提供している。この機能を利用することで、利用しない場合に比べて平均30%のブランドリフト効果の向上が見られた実績があるという。

 

ソリューションイメージ

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 関連リンク

ニールセン Online Brand Effect
http://www.netratings.co.jp/solution/OBE.html

(編集:三橋ゆか里)

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。