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先週のアドテクシーン:AOLプラットフォームズ・ジャパンが日本マイクロソフトの広告枠全インベントリの独占取扱を開始

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(ライター:井上 美穂)

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

 

 

 

Kaizen Platform、Domoと連携しマーケティング効果を可視化

Kaizen Platformは、Domoが提供するクラウド型のビジネス管理プラットフォームと連携し、マーケティング効果を可視化する新しいレポーティングサービスとして「Advanced Report(アドバンスレポート)」の提供を8月上旬より開始する。自社の改善活動の状況が一覧で把握できることに加え、リピート購入金額やLTVなど自社データとの組み合わせにより、サイト改善の効果をリアルタイムに可視化することができる。

 

動画ファッションマガジン「C CHANNEL」、広告チャンネル配信開始

動画ファッションサイト「C CHANNEL」が、広告チャンネルの動画配信を開始した。広告主のチャンネルを「C CHANNEL」内に開設、動画の撮影・配信を行う。広告料金は、月額100万円~(最低契約期間3ヶ月)。第一弾としてローソン、クロスカンパニーの動画配信を開始するとのこと。

 

AOLプラットフォームズ・ジャパンが日本マイクロソフトの広告枠の全インベントリを独占取扱を開始

AOLプラットフォームズ・ジャパンは、8月1日より日本マイクロソフトが保有するすべてのディスプレイ、モバイル、ビデオ広告枠の独占取扱を開始した。AOLプラットフォームズ・ジャパンがMSN、Outlookメール、Xbox、Skype、その他各アプリ内広告などのインベントリを直接販売することになる。これにより、広告主はAOLプラットフォームズ・ジャパンを通して、より大規模なディスプレイ・モバイル・ビデオのプレミアム広告枠へ効率的かつ効果的な配信をすることができる。

 

オプト、スマートフォンアプリの利用状況解析サービス「C-Finder APP by App Ape」をリリース

オプトは、FULLERが提供するアプリ分析ツールサービス「App Ape」のデータを使用したスマートフォンアプリの利用状況計測サービス「C-Finder APP(シーファインダーアップ)」をリリースした。現在、スマートフォンの普及率は6割(平成26年版情報通信白書より)を越え、スマートフォンの普及に伴いアプリ市場も大きく成長していることが背景にある。C-Finder APPでは、どんなアプリがどういった属性のユーザーにインストールされ、利用されているのかを定量的に把握、解析することでアプリ市場を可視化することができる。 これにより、競合アプリを含むユーザーのアプリ使用動向データの集約・解析も可能。

 

D2CRのスマホ計測ツール「ART」、リターゲティング広告向け計測機能を追加

電通系のD2CRが提供するスマホ計測ツール「ART」は、リターゲティング広告を利用して、リテンション施策で呼び戻したユーザーの復帰後の継続率、課金動向を計測する機能を新たに実装した。これにより、ユーザーの復帰後LTV(顧客生涯価値)を把握し、リターゲティング広告の効果を最大限に発揮することができるようになる。

 

ALBERT、Tableau SoftwareとBI(ビジネスインテリジェンス)分野で アライアンスパートナーとして提携

ALBERTとTableau Softwareは、BI(ビジネスインテリジェンス)分野におけるアライアンスパートナーとして提携することに合意した。ALBERTが提供するsmarticA!DMPとBIツールのTableauを連携させたサービスを提供していたが、今後はアライアンスパートナーとして連携を強める。データ分析だけでなく可視化にも注力していく形となる。

 

アドウェイズ、Twitter社認定パートナー「Twitter Official Partner」に認定

国内外で広告関連のサービスを多数展開するアドウェイズは、Twitter社より「Twitter Official Partner」に認定され、Twitter社の提供する広告APIを利用した広告運用プラットフォーム「STROBELIGHTS 4T」の提供を開始した。これによりTwitter広告の運用において、大量のターゲティングの一括設定や、自動化ルールの作成により人力では困難な大量のクリエイティブ精査を行うこともできる。STROBELIGHTS 4Tは、アドウェイズの効果測定システム「PartyTrack」の開発を手がける子会社のBulbit社が開発した広告運用プラットフォームである。

 

マリンソフトウェア、Instagram Ads APIをプラットフォームに統合

マリンソフトウェアが、Instagram Ads APIをMarin Social powered by SocialMoovに統合したことを発表した。新たに開発されたInstagram Ads APIを利用し、Marin Socialプラットフォームを通してInstagram広告に対するサポートを提供することが可能に。具体的にブランドやエージェンシーサイドは、FacebookやTwitterと同時に、Instagramのキャンペーンを作成し、ターゲティングし、最適化することができるようになる。さらにパブリッシャーを横断して、広告のパフォーマンス分析や管理の効率化ができる。

 

i-mobile、インフィード型広告提供開始5ヶ月で110億impを突破

スマートフォン向けクリック課金型アドネットワーク「i-mobile for SP」およびPC版クリック課金型アドネットワーク「i-mobile for PC」のインフィード型広告において、月間広告表示回数が2015年7月に110億impを突破した。また同社は8月より両デバイスにおいて新たな画像サイズの提供を開始する。

 

Oracle、8/20に「Modern Marketing Tour - Tokyo」を開催

オラクルが、8月20日(木)12:30〜18:00に東京汐留のコンラッド東京で「Modern Marketing Tour - Tokyo」を開催する。当日は、オラクルマーケティングクラウドのプロダクト・マーケティング統括責任者をはじめ、トップマーケターによる講演を予定している。イベントは無料登録制。

 

 

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。