韓国モバイル広告市場のカオスマップ 更新版 ~KMobiscape KR1.5~

韓国のベンチャー企業でモバイルメディアレップのMobidaysが、2014年10月より公表している韓国モバイル広告市場のカオスマップの更新版を公表した。

前回から約4か月後の更新となる。

 

 

更新内容の詳細については、以下の通り。(以下モビデイズ社公表資料からの引用)

 

韓国のモバイル広告市場が一目でわかるKMOBISCAPE

同社Facebookページにて公開

 

chaos map_韓国Mobile

 

– プレイヤーの位置の再調整

既存のMobiscapeで複雑になっていたプレイヤーの位置を再調整しました。広告を取引するFull service Ad agency、Digital AgencyそしてMedia Repを左上に位置させ、その下に上記のプレイヤーと関連付けられているAd techプレイヤーを配置しました。

 

– Agencyを助けるATDとDSP

ATDは「Agency Trading Desk」の略で、広告主や代理店に代わって広告領域のプログラマティック・バイイングを支援するところです。 ATDは様々な媒体の中で、広告主の目的と適合する顧客がいる媒体を見つけ、リアルタイム入札を通じて広告を取引します。また、ATDはプログラマティック・バイイングによる広告結果分析及びレポート報告を行います。すなわち、ATDは多数のDSPを含む全体的なRTBプラットフォーム(フェイスブック、ツイッター、Youtubeなど)と連動して、包括的な広告を行うことができます。

DSPは「Demand Side Platform」の略で、オンライン上に形成された広告領域をリアルタイムで取引して管理することができように支援するシステムです。広告主(または代理店)は、DSPを通じてCPC(Cost Per Click、クリック単価)、CPA(Cost Per Action、 顧客獲得単価 )などの広告取引に伴う効果を確認することができます。 DSPはATDよりそれぞれのプラットフォーム特性が強く、その特性に応じた詳細なターゲット広告が可能です。

 

– RTB取引が可能なAd Network

「Ad Network-RTB enabled」カテゴリに属するプレイヤーはAd NetworkながらDSPと連動してRTB(Real Time Bidding、リアルタイム広告入札)取引が可能です。モバイル広告の流れを明確に表示するためにAd Network-RTB enabled部分をDSPとAd networkの間に配置しました。

 

– 「Buzz」カテゴリに追加

Ad Networkに「Buzz」のカテゴリを追加して、「Ad pick」、「Smart posting」、「Byposting」、「Play友達」、「10Ping」を位置づけました。Buzzカテゴリーのプレイヤーはユーザーに広告URLまたは広告性のコンテンツを提供しています。ユーザーがメッセンジャーやソーシャルサービスで共有したURLやコンテンツを通じて広告が他のユーザーに露出すると、URLを共有したユーザーはサイバーポイントなどの報酬を受け取ります。

 

– その他の変更

ReserveとRTBの部分に分かれていたDisplay部分を「Display O&O」に統合し、KakaoとNaverを位置づけました。 KakaoまたはNaverに広告を出すためには代理店を利用したり、広告アカウントを作成して、直接広告取引を進めます。

その他、移動通信3社のワンストア戦略を反映してApp storeで「T store」、「olleh market」、「U + store」をグループ化して表示し、Publisherで大部分を占めているRewardとVideo部分を分離しました。

以上

 

 

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野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長

外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。