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先週のグローバルアドテクシーン:SAP、デジタル広告プラットフォーム「 SAP Exchange Media (SAP XM) 」をリリース

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

TubeMogul、プログラマティックTV広告においてプライベートマーケットプレイスとダイレクトディールを開始

動画DSPのTubeMogulは、プログラマティックテレビ広告の領域において、プライベートマーケットプレイスとダイレクトディールの提供を開始した。
βユーザーとしてトレーディングデスクのCadreonが利用を開始している。

Criteo、ダイナミックEメールリターゲティング商品の取り扱いを開始

Criteoは、ダイナミックEメールリターゲティング商品「 Criteo Dynamic Email」をリリースした。ECサイトの閲覧履歴を元に、HTMLメールでダイナミックにクリエイティブを変更した広告を配信する。

SAP、デジタル広告プラットフォーム「 SAP Exchange Media (SAP XM) 」をリリース

大手ERPベンダーのSAPがいよいよ自らのデジタル広告プラットフォームをリリースした。以前から噂はあり、DMPとDSPの両機能を備えたバイイングプラットフォームとなっている。

Xaxis、ネイティブ広告プラットフォーム「plista」を米国・カナダでもローンチ

Xaxisは、ネイティブ広告プラットフォーマーのplistaを米国とカナダでもローンチすることを発表した。
英国や中国などで既に展開をしていたが、今回の2カ国の追加により13のマーケットで取り扱うことになった。

YuMe、StickyADS.tvと提携しプレミアム動画広告在庫を拡大

グローバル動画DSPのYuMeは、プレミアム動画SSPのStickyADS.tvと連携を行い動画広告在庫を拡大させたことを発表した。

RTB House、台湾に進出

欧州のプログラマティックソリューション事業者のRTB Houseは、新たに台湾に進出する。
APAC地域では、インドネシア、タイ、マレーシアに次ぐ4カ国目となる。日本への進出の可能性も考えられる。

MobileFuse、AppNexusと提携し新たなアドマーケットプレイス「MFX」をリリース

NYに拠点をおくモバイル広告事業者のMobileFuseは、AppNexusと提携し、モバイルアドマーケットプレイスの「MFX」をリリースした。
MobileFuseが保有している在庫にオープンで買付けが可能となる。

The Trade Desk、Sharethrough・Google AdXなど大手ネイティブ広告プラットフォーム4社と接続

グローバルDSPのThe Trade Deskは、Sharethrough, Google AdX, Yieldmo,TripleLiftの大手4社のネイティブ広告プラットフォームとの接続を発表し、本格的にネイティブ広告のバイイングを開始したことを発表した。

DataXu、動画広告でもViewabilityのPre-Bidフィルターの導入を開始

DataXuは、DoubleVerifyとIntegral Ad Scienceの技術を利用し、事前にViewabilityのもののみしかバイイングしないように設定する機能であるPre-Bid Viewabilityを動画広告でも開始をした。今後Viewabilityしか買わない動きはますます強まると思われる。

Facebook、今年11月までにFacebookExchangeを終了

Facebookが、外部のDSPに広告枠を開放するFacebook Exchange(FBX)を今年11月に終了することを明らかにしたと、先週末にADWEEKWall Street Journalをはじめ、米国の各メディアが報じた。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。