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先週のグローバルアドテクシーン:Zenith、2019年までには世界のデジタルディスプレイ広告取引の67%がプログラマティックになると予測

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

Zenith、2019年までには世界のデジタルディスプレイ広告取引の67%がプログラマティックになると予測

Zenithが11月19日に公表したZenith’s Programmatic Marketing Forecastsによると、2019年までには、世界のデジタルディスプレイ広告取引の67%がプログラマティックになるとのこと。
現在プログラマティック化はカナダ、米国、英国の3英語国が最も進んでおり、2017年のディスプレイ広告取引のそれぞれ81%、78%、77%を占めるとのことだ。

中国AdTiming、北米市場に参入

中国のモバイルアナリティクスマーケティングプラットフォーム、AdTimingは、北米市場への参入を発表した。
同社は2015年設立で、北京に本社を置く。

Videology、リニアTVソリューションでFox Networks Groupと連携

動画プラットフォームのVideologyは、リニアTVソリューションでFox Networks Groupの提供するリニアTVサービス「Audience Insights Manager」と連携した。

Receptiv、アウトストリーム型動画広告を提供開始

プレミアム媒体向け動画広告プラットフォームのReceptivは、アウトストリーム型動画広告サービス「Reveal」を提供開始した。

Airbnb、アドテクスタートアップ「AdBasis」を買収

米民泊仲介サービスのAirbnbは、広告比較ツールを提供するアドテクのスタートアップ企業の米AdBsisを買収した。
AdBsisは、2014年創業でシカゴに拠点を置き、企業向けにAdWords向けの広告テストツールなどを提供していた。

ADYOULIKE、米国の体制を強化

欧州発のネイティブ広告プラットフォームのADYOULIKEは、2名のリーダー層を採用するなどして米国での拡大を見据えて体制の強化を発表した。

電通、オランダのオムニチャネルCRM会社「オクシマ社」の株式78.8%取得で合意

電通は、2000年の設立され従業員数300名を超えるオランダ最大のオムニチャネルCRM会社「オクシマ社」の株式78.8%取得で合意した。
Merkleのグローバルネットワークに組み込むという。

Innovid、Twitterインストリーム広告の配信と効果測定をサポート

ビデオマーケティングプラットフォームのInnovidは、Twitterのインストリーム広告をサポートすること公表した。3rdパーティーベンダーとして初めて、Twitterのインストリーム広告の配信と計測をサポートする。

Amazon、広告モデルの動画配信サービスを開発?

Amazonが、広告モデルによる動画配信サービスの開発をしていると関係者が話していると、AdAgeはじめ複数のメディアが報じている。
Amazon自体は、同様の計画はないと否定している。

インドのデジタル広告市場、2018年には1300億ルピーに

インドのASSOCHAMは、2018年のインドデジタル広告市場は、17年比35%増の1300億ルピー(日本円で約2200億円)との予想を公表した。
3G-4G回線の幅広い普及や、インターネット普及率の拡大が市場成長を牽引しているとのことだ。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。