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先週のアドテクシーン:セプテーニ、ディープラーニングを活用した広告クリエイティブソリューションツールを開発

日本国内、アドテクシーン画像



広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【トップニュース】

セプテーニ、ディープラーニングを活用した広告クリエイティブソリューションツールを開発

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セプテーニは、東京大学 大学院情報理工学系研究科 山崎俊彦准教授の研究室との共同研究のもと、ディープラーニングを活用した広告クリエイティブのソリューションツール「Odd-AI (オッド アイ) 」を開発し、運用を開始した。

セプテーニが保有する過去の膨大な運用型広告の配信実績をもとに、ディープラーニングを活用し広告クリエイティブのソリューションを提供するツール。第一弾として、新たに制作した広告クリエイティブのCTR(Click Through Rate:クリック率)を事前に予測する機能を搭載した。

【アンケートご協力お願い】

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ExchangeWire JAPANを運営するデジタルインファクトでは、広告業界の皆様を対象にした各種アンケート調査を実施しております。

大手広告プラットフォームに関するアンケート調査

アンケートのご回答はこちらから

本アンケートは、広告プラットフォームに関する計20項目についての評価をお聞きしております。是非皆さまのお声をお聞かせください。

■調査対象となる方:インターネット広告ビジネスに関わっており、広告主、広告会社(代理店・メディアレップ・トレーディングデスク)・アドテクベンダー・媒体社に所属されている方。

■最後まで回答いただき、ご連絡先を記入いただいたいた方には、調査結果レポート(PDF版) またはAmazonギフトコード1000円分をお送りさせていただきます。なお、ご回答が一定の数に達した段階で、受付を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。

【イベント】

ExchangeWire Study 「インハウスマーケに必要なスキルを1から学ぶ」を開催-7/3・東京-

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ExchangeWire Japanが「ExchangeWire Study インハウスマーケに必要なスキルを1から学ぶ」を開催する。

メルカリでオンラインを中心としたマーケティングを担当している坂田博昭氏を招き、インハウス導入に向けたより具体的なアドバイスを提供する。
受講者は、事業会社のマーケティング担当としてこれまで業務に取り組んできた、インハウス未経験者を想定。インハウスを実施し得る人材となるまでの具体的な行程やスキルセットなどについて解説する。

■開催日時:2019年7月3日(水)15:00-17:00(受付開始14:30)
■会場:東京都文京区湯島3-19-11 4F 株式会社シード・プランニング
■定員:20名(広告主様限定)
■参加費:1万円(事前登録制)

【新サービス・新機能】

マイクロアド、自動車ディーラーに特化したマーケティングデータプラットフォーム「IGNITION for DEALER」の提供を開始

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マイクロアドは、自動車ディーラー向けに「IGNITION for DEALER」の提供を開始した。

「IGNITION for DEALER」は、自動車業界に特化したマーケティングデータプラットフォーム「IGNITION」が保有する「自動車興味関心ユーザー」データのうち、特に自動車購買の可能性が高い層を抽出して広告配信を行うことが可能となる。
また、車種やエリアの指定も可能となり、購買検討層の獲得を目的としている自動車ディーラーにとって効果的なプロモーションを実現する。
図:IGNITION for DEALER

出典:同社プレスリリース

マルジュ、運用型広告代理店向けレポート集計・作成作業の自動化ツールをリリース

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マルジュは、運用型広告を取り扱う広告代理店を悩ます「レポート集計」などの手間を徹底排除することを目的に作られたダッシュボードツール「ADRAS」の提供を開始した。

図:ADRAS

出典:同社プレスリリース

ONE MEDIAが動画広告パッケージ「Yahoo! JAPANじぶんCM」を開発

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ONE MEDIAは、Yahoo! JAPAN向けに、ユーザー属性だけではなく、趣味・嗜好に合わせ動画広告を配信する「Yahoo! JAPANじぶんCM」を開発した。

Yahoo! JAPANユーザーの傾向に沿った動画広告のクリエイティブ制作やキャスティングができる。また、ユーザーは、より自身の興味関心に合った動画広告が配信されるようになる。

Kaizen Platform、「KAIZEN TEAM for Video Experience」をリリース

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Kaizen Platformは、Webサイト上で多彩な動画体験を可能にする「KAIZEN TEAM for Video Experience(VX)」をリリースした。

既存システムに手を入れることなく、Webサイト上にタグを1行追加するだけで多彩な動画コミュニケーションを実現することが出来る。

relaido、広告掲載面の記事内容によるターゲティングが行えるコンテンツマッチ動画広告の配信を開始

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リレイドは、開発/運営を行う動画広告アドネットワーク「relaido Premium Video Network」において、広告掲載面の記事内容によるターゲティングが行える、「コンテンツマッチ配信」機能を開発し、提供を開始した。

「relaido Premium Video Network」の動画広告配信面となるメディアの記事内容を収集し、同社独自のアルゴリズムでカテゴライズを行いターゲティングを可能とする。今までサイトレベルで行われてきた広告配信面の指定がコンテンツ単位となることで、ターゲティングの精度向上や配信面・リーチの拡大が見込まれる。
図

出典:同社プレスリリース

【サービス連携・業務提携】

マーベリックのCirqua、国内大手ネットワーク各社のアドフラウドリストを共有する
「SHAREDBLACKLISTMEMBERS」に参画

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マーベリックは、同社が提供するアドネットワーク「Cirqua」が、PhybbitのSpiderAFが提供するSHARED BLACKLISTに賛同し「SBL MEMBERS」に参画しタことを公表した。

SBLは、SpiderAFが提供する広告配信事業者同士でアドフラウドの情報を共有するブラックリスト。各社一丸となって広告業界の健全化を目指す、日本初の新しい取り組み。

Candee、電通ダイレクトマーケティングとアフィリエイト型ライブコマースで協業

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Candeeは、電通ダイレクトマーケティング(DDM)と協業し、DDMが5月販売開始のアフィリエイト型ライブコマースチャンネル「LIVE★X(ライブクロス)」にソーシャルライブコマース「Live Shop!」の配信機能とプラットフォームを提供し、5月22日より配信を開始した。

「LIVE★X」では、TVショッピングにおいて1時間で1億円販売した実績があるショッピングアドバイザーがMCを務め、インフルエンサーとの掛け合いを通じてクライアントの商品を販売する。

【新会社・新組織】

サイバーエージェント、子会社を通じてデジタル販促支援を拡大

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サイバーエージェントは、子会社シーエー・アドバンスの100%子会社であるシーエービーコンズの全株式を取得し100%子会社化し、社名をCA Retail Marketingへと社名変更、デジタル販促支援全般へと事業内容を拡大することを公表した。

シーエービーコンズはビーコン端末を用いた企業の販売促進支援を行う会社として2018年5月に設立。今後は、店舗を保有する企業を対象に、店舗内のサイネージにおける動画コンテンツの企画立案、制作、運用まで一貫したサポートを行うとともに、ビーコンやカメラを用いた来店計測およびユーザーへのアプリ内プッシュ通知といった販促マーケティングのトータル支援を行っていく。

【調査】

博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所「メディア定点調査2019」を公表

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博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は、毎年恒例の、生活者のメディア接触の現状を捉える「メディア定点調査」を公表した。

「携帯/スマホ」と「テレビ」の増加により、メディア総接触時間は過去最高の411.6分、初の400分台となった。

グラフ:メディア総接触時間の時系列推移(1日あたり/週平均):東京地区

出典:同社プレスリリース

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。