MCAメンターシッププログラムが始動――3大プロジェクトでマーケターのキャリア構築を支援



一般社団法人マーケターキャリア協会 (MCA) は6月13日、東京渋谷でMCA3大プロジェクト発表会を開催した。

設立3ヶ月で会員500人を突破

MCAは「マーケターの価値を明らかにする。」ことを目的とした組織で、2019年3月1日の設立以来、526人の会員が所属している(6月12日現在)。プロジェクト発表会では、「MCAメンターシッププログラム」をはじめとした、“プロフェッショナルとしてのマーケターのキャリア構築を支援する”、3つの取り組みの発表がなされた。

写真2:代表理事 小野進一氏冒頭、小野進一代表理事(株式会社ホールハート代表取締役CEO)は、「今日発表させていただくプロジェクトは、理事や事務局をはじめとした多くの方々の協力が無ければ実現しなかった」と感謝の言葉を伝え、次のように3大プロジェクトへの意気込みを語った。
「私は20年以上、人材事業のビジネスという形でキャリアサポートを続けてきたが、団体の代表理事という形でマーケターのキャリアに関わるというのは初めて。今から楽しい気持ちやワクワクが止まらない。皆さんも私と同じ、楽しい気持ちで本プロジェクトに参加していただければ嬉しく思う」(小野氏)

MCA道場・MCA MeetUp、ワークショップ形式でキャリアを育成

写真3:中村全信氏会は事務局の中村全信氏の司会で進行。中村氏は「MCAでは、マーケティングに携わるすべての人をマーケターと定義している」と説明したうえで、「プロフェッショナルとしてのマーケターのキャリア構築を支援する」を共通の目的とした、以下の3つのプロジェクトを発表した。

① MCA道場
② MCA Meet Up
③ MCAメンターシッププログラム

MCA道場は、MCAに所属する7人の理事が講師となり、月1回×7ヵ月間行う、ワークショップタイプのキャリア育成プログラム。
第1回目は8月6日、富永朋信(株式会社イトーヨーカ堂 執行役員)理事が講師を担当する。
本プログラムの大きな特徴の一つが、「受講価格に定価が無い」という点。受講者は第1回目の講座受講後に、“全7回のMCA道場の価値”を自身が考えて、それに見合った金額を事務局へ支払うことで、プログラムへの正式参加となる。なお、各々が提出した金額は非公開で取り扱う。
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MCA Meet Upは毎回異なるテーマを取り上げて、パネルディスカッションとワークショップを行うプログラム。
第1回目は7月23日、「女性マーケターとして、キャリア × 人生の幸せをどう実現するか」とし、各業界で活躍する女性マーケターが仕事や私生活の向き合い方について共有・議論する。
keynote(基調)には山口有希子氏(パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社常務)を迎えるほか、栗田宏美氏(株式会社クレディセゾン)、谷津かおり氏(株式会社BBDO JAPAN)の両名もパネリストとして登壇し、長田新子氏(一般社団法人渋谷未来デザイン)がモデレーターを務める。
ワークショップでは、「これからのキャリアを考える」をテーマに、登壇者も交えた全員参加型のワークショップを行う。
会費は3000円。
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MCAメンターシッププログラム、著名マーケターがメンターとして参加

MCAメンターシッププログラムは、月1回・90分×6ヵ月間、著名マーケター(メンター)との1対1の対話を通じて、参加者(メンティー)のマーケターとしてのキャリアを支援するプログラム。第1回のメンタリング開始は8月下旬を予定している。

メンターはメンティーの相談ごとを聞き、考え方や関連した経験を共有し、気づきを与える。なお、1人のメンターが受け持つメンティーは最大3人として、選考は応募者のなかからメンターとMCA事務局で行う。
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発表会ではMCAメンターシッププログラムでメンターを務める著名マーケターが登壇し、本プログラムにおける意気込みやメンティーに期待すること等を述べた。

写真4:井上大輔氏「私は一緒に肩を並べて歩くメンターになりたい。また、メンティーとは長期的な関係性を築くことになるので、私自身も毎月の90分という時間を楽しんでいきたい」(井上大輔氏)

「ブランドマーケティング、CRM、キャリアプラン、の3つについてお話ができると考えている。メンティーにはまず、何故自分が今悩んでいるか、ということを深掘りしてもらい、それを互いに共有することをしていきたい」(遠藤克之輔氏)

「私は日本とアメリカ、雇用主と雇用される側、ベンチャーと大企業、といったように、様々なシチュエーションでマーケティングに携わってきたので、その経験からの気づきを提供させていただきたい」(尾澤恭子氏)

写真5:上代晃久氏「国内企業と外資企業の魅力について、メンティーの人生や価値観に合わせてお伝えしたい。そして、楽しい人生を送るために仕事とどう向き合うか、ということについて皆さんと考えていきたい」(上代晃久氏)

「クライアントと向き合うときのマインドセット・スキルセットについてお話できると思う。マーケティングはやればやるほど面白いので、メンティーとも一緒にマーケターとは何かというとこを話し合っていきたい」(菅恭一氏)

「事業創造とマーケティングは非常に近いところにある。メンティーとはマーケティング単体だけでなく、自身の所属する企業をどう成長させたいか、という点を一緒にパートナーとして悩み考えていきたい」(吉柳さおり氏)

写真6:中村大亮氏「サプライヤーとブランドの両方の経験をお伝えすることができる。また、私自身もまだまだ悩んでいることが多いが、この私の悩みや今までの失敗談をシェアすることでも、メンティーの成長につなげられることが提供できると考えている」(中村大亮氏)

「私はエンタメやテレビ、化粧品やファッションなど様々な業種をやってきたので、何でも聞いていただければお答えしていきたい。自分の強みがどこにあるのか、メンティーと棚卸しをして作っていければと考えている」(藤原尚也氏)

「ワーキングマザーとして、女性マーケターのロールモデルをお伝えしていきたい。また、男性も含め、女性マーケターの育成や支援にお悩みの方がいれば意見を交換していければと思う」(谷津かおり氏)

写真7:渡邉英右氏「キャリアというのはロジカルな部分もあるが、ハートの部分が重要だと考えている。皆さんがこれからどうしていきたいのか。この気持ちの部分を是非、聞かせてもらい、一緒に考えていきたい」(渡邉英右氏)

本プログラムに参加するメンターの所属企業・役職名は下記のとおり。

KDDI株式会社コミュニケーション本部デジタルマーケティング部部長
井上慎也氏

ヤフー株式会社マーケティングソリューションズ統括本部マーケティング本部長
井上大輔氏

フェラーリジャパン株式会社マーケティングディレクター
遠藤克之輔氏

マーケティング&デジタルコンサルタント
尾澤恭子氏

日本マイクロソフト株式会社コンシューマー・デバイス・セールス事業部デジタルリード
上代晃久氏

株式会社ベストインクラスプロデューサーズ代表取締役社長
菅恭一氏

ベクトルグループ取締役副社長プラチナム代表取締役
吉柳さおり氏

Supership株式会社マーケティングエバンジェリスト
中村大亮氏

アクティブ合同会社 CEO
藤原尚也氏

株式会社 BBDO JAPAN Head of Planning
谷津かおり氏

株式会社Mizkan Holdings 執行役員CDO(Chief Digital Officer) 兼デジタル戦略本部長
渡邉英右氏

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柏 海

ExchangeWireJAPAN 編集担当
日本大学芸術学部文芸学科卒業。 在学中からジャーナリズムを学び、大学卒業後は新聞社、法律・情報セキュリティ関係の出版社を経験し、2018年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告調査などを担当する。