楽天、2021年度広告売上は1,579億円、前年比22%増[ニュース]
楽天は、2021年12月期の決算を公表した。2021年度年間の広告売上は、1,579億円で前年比22%増と高い水準で成長した。
広告事業全体に占める売上構成比の大きい楽天市場など、楽天グループ内における広告売上高が順調に拡大したことが要因となった。
また、デジタルトランスフォーメーションの加速により、大手メーカーにおけるO2O(Online to Offline)の取り組みが進み、オフライン購買に寄与するためのオンライン広告が力強く拡大したことも今年度のトピックスとして挙げている。
楽天は、1億以上の楽天会員とそのユーザーIDに基づくオンライン・オフライン双方のデータを蓄積してきたが、今後は、これらのデータに加え、楽天モバイルの事業拡大による新たなデモグラフィックデータを活用することで、大手ブランドなどのOMOマーケティング施策を促進していく。
出典:楽天IR資料
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長 慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。