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インターネット広告事業、3,768億円で17.3%増-サイバーエージェント22年9月期決算[ニュース]

サイバーエージェントは、2022年9月期の決算発表を行った。今期の全体売上は、広告事業とメディア事業が好調に推移し、7,105億円で前年比6.6%増、25期連続増収。営業利益は691億円で前年比33.8%減となった。

 

メディア事業は、好調に推移、ABEMAと周辺事業が増収、損益が大幅に改善した。売上は1,121億円で前年比35.3%増。営業損失は124億円。
ゲーム事業は、前期にリリースしたタイトルの反動がありつつも、高い水準を維持した。売上は2,283億円で13.1%減、営業利益は605億円で37.2%減となった。

 

同社全売上の過半数を占めるインターネット広告事業は、3,768億円で、前年比は17.3%増。国内ネット広告市場最大シェアで、かつ市場全体の成長率を上回るという結果となった。

 

営業利益は244.6億円で、前年比8.4%増。同事業部門では、現在広告に関わるDX部門への積極的な先行投資を行っている。

 

同社では、2023年度は売上7,200億円、営業利益は400億~500億円を見通している。

 

出典:同社IR資料

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。