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読売広告社、自社開発のAI動画生成ソリューション「aivon」を提供開始[ニュース]

株式会社読売広告社は自社開発のAI動画生成ソリューション・第1弾として「aivon(アイボン)」をグループ会社の株式会社読広クリエイティブスタジオと共同開発し、7月13日より提供を開始した。

 

ChatGPTに代表される生成系AIの登場により、AI関連のソリューションやサービスが世界中で大きな話題になっているなか、読売広告社では、様々な関連技術の業務への活用を目指し、AIとデジタル技術のビジネスへの統合を支援するコンサルティングチームを立ち上げた。この度は本チームによる第1弾のソリューションとして、人とAIが協業した高度な動画生成ソリューションを開発した。

 

■サービスの概要

aivonは、AIを活用することで、これまでの動画制作の各プロセスを限られたリソースでも効率化し、短期間での納品が可能になることに加え、1人ひとりにパーソナライズされた動画の生成ができるトータルソリューションサービス。サービス提供価格は20万円(税別)〜を予定している。

■サービスの活用例

【サイトコンテンツの拡充】
サイトコンテンツの不足は多くの企業で課題となっている。しかし、最近では動画も検索エンジンの評価基準に含まれるようになった。そのため、従来の記事コンテンツに加えて、さまざまな動画を迅速に充実させることが、SEO対策の一環として重要な一手になっている。

 

【カスタマーリレーション】
従来はメールマガジンや DMを用いて顧客とのリレーションを築いてきたなか、aivonで編集した動画と顧客データを連携させることにより、個々の顧客に合わせてパーソナライズされた動画が自動的に生成され、これまで以上に深い顧客体験を提供できるようになる。

 

【商品プロモーション】
プロモーション用の動画制作においては、予算や素材、納期が限られている場合でも、クリエイティビティを制約することなく、高い訴求力を持つ素材を生成し、動画を配信することができる。

 

■導入メリット

【納期短縮】
撮影やイラスト描き起こしなど、これまでに時間がかかっていた制作プロセスをAIと協業することにより短縮。後から修正をしたい場合でも、撮影や収録し直す工程がないので、迅速に修正することができる。

 

【コスト削減】
AIの協力により、これまで人物の撮影、イラスト描き起こし、ナレーション収録などにかかっていたコストを大幅に削減できる。また、低コスト制作による品質の低下を防ぐために、人間がきちんと品質チェックするプロセスも確実に踏むことができる。

ABOUT 柏 海

柏 海

ExchangeWireJAPAN 編集担当 日本大学芸術学部文芸学科卒業。 在学中からジャーナリズムを学び、大学卒業後は新聞社、法律・情報セキュリティ関係の出版社を経験し、2018年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告調査などを担当する。