株式会社Crewは、2023年4月よりβ版（無料）を提供している、AI薬機法チェックツール「RiskMill（リスクミル）」の正式サービスの提供を開始した。

ソーシャルメディアマーケティングやモニターサービス、D2C、ECなど、化粧品や健康食品に関わる市場が拡大し、「薬機法や景表法など関連法規の遵守」の重要性が増々高まってきているなか、2023年10月1日からは、いわゆる「ステルスマーケティング」の法規制が施行開始となり、違反すると措置命令などの行政処分の対象にもなる。

関連事業者にとって、薬機法・景表法に即した表現のチェック・修正といった専門知識を要する校正業務の正確性の向上、及び体制強化が喫緊の課題となっている中、RiskMillは、導入企業の化粧品や健康食品に関する広告表現や、導入企業に参加するインフルエンサーが安心してライティング作業ができるよう、薬機法をはじめとした違反表現の発見・修正をサポートしていく。

RiskMill では、企業のチェックフローに合わせて選ぶことが可能な2種類のツールを用意。

社内の担当者によるチェックツール、ライティングをするインフルエンサーによるセルフチェックツールがそれぞれ用意されており、どちらか片方の導入、両方の導入も可能となっている。また、RiskMill ではチェック箇所が多くなってしまうブログ記事やPR記事のような長文テキストも自動でチェックをすることができる。

更に、新たにリリースする「関係性の明示チェック機能」では、「ステルスマーケティング」の法規制に抵触しないよう、原稿が「広告投稿であることの明記」の必要な条件を満たしていない場合に、アラートを出す機能も追加された。

なお、本サービスは株式会社サイバー・バズの協力のもと開発がスタート。いち早く本サービスを導入したSNSモニターサンプリングサービス「Ripre」（運営＝サイバー・バズ）では、毎日130名以上のインフルエンサーが自主的にRiskMilを用いて、薬機法のセルフチェックを実行しており、月間のチェック数は6,000回以上に達している。

Crewでは今回の正式サービス提供開始にあたり、RiskMilllにおけるサイバー・バズとセールスパートナーシップ契約も締結し、より多くの企業にRiskMilllのサポートを届けていくとしている。