Supershipの「Ad Generation」、Intent IQとの国内初連携を開始 – Cookieレス環境下でのSafariアドレッサビリティを大幅に強化

Supership株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:稲葉 真吾)が提供するパブリッシャー支援プラットフォーム「Ad Generation(アドジェネ)」は、Intent IQ社(本社:米国 ニューヨーク州、CEO:Roy Shkedi)との連携を完了した。これにより、Cookieが利用できないSafariなどの環境下においても、高精度なターゲティングを実現し、パブリッシャーの収益向上および広告主のターゲティング最適化を支援する。
(Sponsored by Intent IQ)
背景
Safariをはじめとする主要ブラウザでサードパーティCookieの利用が制限されることにより、多くのパブリッシャーが広告収益の低下に直面している。従来のCookieベースのターゲティング手法が機能しない環境では、DSP(広告主側)はユーザーターゲティングが困難になり、結果としてパブリッシャーの収益機会にも影響が及んでいた。
Ad Generationは「パブリッシャーの『こうしたい』をカタチに。」をコンセプトに、ツールの提供にとどまらず、メディアの課題に寄り添う伴走型の支援を推進している。その一環として、Prebid.jsを活用したファーストパーティデータ活用支援に取り組んできた。
今回のIntent IQとの連携により、同じPrebid.jsのフレームワーク上で外部の次世代ID技術も活用できる環境を整備し、Cookieレス環境においてもパブリッシャーが持続的に成長できる基盤を提供する。
連携内容
Ad Generationは、Prebid.jsにおいて、BidderとしてIntent IQ User IDとの連携を国内で初めて完了した。これにより、Prebid.jsのBidリクエストにIntent IQが生成するBuyer IDを付与し、Cookieが制限される環境でも各DSPが通常どおり入札できる環境を実現する。
本連携により、以下を提供する。
- クロスブラウザでのユーザー識別
ChromeとSafariなど異なるブラウザ間でも同一ユーザーを識別。Cookieが使えない環境でも継続的なユーザー把握とリーチ・フリークエンシー管理が可能となる。 - Buyer IDによるターゲティング継続
Intent IQの技術により「Buyer ID」(DSPが理解できるユーザー識別子)をBidリクエストEidsフィールドに付与。DSPが通常どおり入札できる環境を整備する。 - 成果報酬型のレベニューシェアモデル
Intent IQの導入は成果報酬型モデルで提供され、導入による収益増加分のみをシェアする仕組み。常時A/Bテストにより効果測定を行い、パブリッシャーは固定費用の負担なく、収益が向上した場合のみその一部をシェアする。 - 既存環境への柔軟な導入
すでにPrebid.jsを導入済みのパブリッシャーは、Intent IQとの契約を行うことで、既存のPrebid.js環境にスムーズに統合できる。Ad Generationは、Prebid.js上でIntent IQモジュールが正しく動作する環境を整備しており、パブリッシャーは既存の実装を大きく変更することなく導入可能。
期待されるメリット
パブリッシャーにとっての主なメリット
- SafariなどCookieレス環境での広告収益向上
- 成果報酬型により、初期費用リスクを抑えた新技術導入が可能
- Intent IQとの契約後、既存のjs環境を大きく変更することなく導入可能
- 運用負荷をかけずに継続的な収益改善
広告エコシステムにとっての主なメリット
- Cookieレス環境でも透明性の高いオークションを維持
- DSPが正しくユーザーを識別し、適切にターゲティングし入札できる環境の整備
- オープンな技術基盤(js)による選択肢の拡大
- パブリッシャーとDSP双方にメリットのあるソリューションを提供
Ad Generationは、Intent IQとの連携を通じて、Cookieレス環境における広告価値の最大化をパブリッシャーと共に推進していく。
今後の展開
Ad Generationは、今回の連携を皮切りに、Safariをはじめとするアドレッサビリティ向上を進めるとともに、パブリッシャーのファーストパーティデータ活用支援を含めた包括的なソリューション提供を強化していく。
事業責任者コメント
Supership株式会社
広告プロダクト統括部 部長 赤津安昭
「Prebid.jsの大きな強みは、パブリッシャーが自由に技術を選択できる点にあります。ファーストパーティデータの活用も、Intent IQのような外部ID技術の活用も、同じフレームワーク上で実現できます。Intent IQの成果報酬モデルは、固定費用の負担なく収益向上に挑戦できる点が大きな魅力です。
Ad Generationは、単なるツール提供にとどまらず、パブリッシャーの皆様と共に歩む『伴走パートナー』として、それぞれのメディアに最適なソリューションを共に創り上げていきたいと考えています。まずは対話から始めさせていただければと思います。」
Intent IQ
VP of Business Development Tamir Shub
「Supershipのプラットフォーム『Ad Generation』と連携し、Intent IQのCookieレスIDソリューションを日本で初めて提供できることを誇りに思います。本連携は、パブリッシャーと広告主の双方がCookieレス環境下でも成長し続けられる、よりつながりのある、プライバシーに配慮した、効果的なプログラマティックエコシステムに向けた重要な一歩です。」
関連情報
Ad Generationの取り組み
- 新コンセプト発表(2025年9月24日)
Supership「Ad Generation」が新コンセプトを策定 パブリッシャーの「こうしたい」をカタチにする成長支援パートナーへ
▶ https://supership.jp/news/2025/09/24/14027/ - js活用支援開始(2025年10月10日)
Supershipの「Ad Generation」、Prebid.jsを活用したファーストパーティデータ活用支援を本格化
▶ https://supership.jp/news/2025/10/10/14072/ - 特別インタビュー記事
Ad Generationが目指す新たな形-技術提供から販売推進まで一気通貫で支援|広告プロダクト統括部 部長 赤津安昭インタビュー
▶ https://supership.jp/magazine/product/14011/
パブリッシャーの価値あるファーストパーティデータを収益に変える―Ad Generationの「js活用支援」とは?
▶ https://supership.jp/magazine/product/14058/ - サービス詳細資料はこちらから
▶ https://share.hsforms.com/11Pc4beKuSW2or30VOKoR3g422gk
本件に関するお問い合わせ先
Supership株式会社
Ad Generation お問い合わせフォーム
https://supership.jp/adgeneration-contact/
Ad Generationについて https://supership.jp/business/adgeneration/
Ad Generation(アドジェネ)は、Supership株式会社が運営するパブリッシャー支援プラットフォームです。 2010年のサービス開始以来、国内最大級の導入実績を誇り、『パブリッシャーの「こうしたい」をカタチに。』を コンセプトに、従来のSSPの枠を超えた包括的支援を提供しています。
SSP・アドサーバー・データ活用の3つのコア機能により、技術提供から商品企画、販売推進まで 一気通貫で支援。パブリッシャーと共に戦略を考え、実行し、成長を続ける伴走パートナーとして、 メディアのミライを共に創造しています。
【Supership株式会社について】 https://supership.jp/
Supership株式会社は、正確なデータとデータ利活用の知見、国内屈指の広告配信技術を基にした企業のデジタルマーケティングを支援する「マーケティングソリューション事業」と、顧客企業の生活者への接点に対して、データを用いたCX向上や新しいマネタイズ機会の創出を支援する「データソリューション事業」を展開するデータテクノロジーカンパニーです。
データとテクノロジーの力で世の中の解像度をあげ、新たな価値をパートナーとともに共創していきます。
事業内容:デジタルトランスフォーメーション事業(マーケティングソリューション事業、データソリューション事業)
所在地:東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング 東棟11階
代表者:代表取締役社長CEO 稲葉 真吾
【Intent IQについて】
Intent IQは、米国発のテクノロジー企業として、Cookieレス環境における次世代のユーザー識別ソリューションを提供しています。
- 170以上の特許技術を保有し、GoogleやNielsenなどの大手企業がライセンスを保有
- 独自の4層IDグラフ(家→個人→デバイス→ブラウザ/アプリ)により、精緻なユーザー識別を実現
- 92-97%の推計精度、日本でのカバー率約50%を達成
- IDグラフは48時間以内にリフレッシュされ、常に最新の状態を維持
- 日本市場への長期的なコミットメントを強化しており、近く国内データセンターの配置を予定
公式サイト:https://www.intentiq.com/
ABOUT 長野 雅俊
ExchangeWireJAPAN 共同編集長
ウェストミンスター大学大学院ジャーナリズム学科修士課程修了。ロンドンを拠点とする在欧邦人向けメディアの編集長を経て、2016年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。ExchangeWire主催の大型イベントであるATS Tokyoのモデレーターも務めている。




