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[Global動向]YouTube TVがジャンル別プランを開始、ショート動画広告も拡大ほか

YouTube TVがジャンル別プランを開始、ショート動画広告も拡大

 

YouTube TVは、来年初めにジャンル別のサブスクリプションパッケージを導入する計画を明らかにした。有料テレビ市場におけるYouTubeプラットフォームの成長と、とりわけスポーツ視聴者に対する訴求が浮き彫りとなっている。新たに導入される「YouTube TV Plans」は10以上のテーマ別で構成されており、ESPN、FS1、NBC Sports Networkといった主要チャンネルを集めたスポーツ専用パッケージも含まれる予定である。

同時にYouTubeはショート動画向けの広告ツールも拡充しており、ホリデーシーズンに視聴者の注目を集めるための新たな仕組みを提供する。中には、視聴者がショート動画広告に直接コメントできる機能、クリエイターがスポンサーコンテンツ内にブランドサイトへのリンクを埋め込むことができる機能、プラットフォーム全体でのより広い広告配置オプションが含まれる。

 

PinterestがtvScientificを買収へ

 

画像共有プラットフォームPinterestは、CTVテクノロジー企業のtvScientificの買収合意を発表し、同社の広告機能を大幅に拡大する。この動きにより、Pinterestは自社のオーディエンスデータとCTVエンジンを統合することが可能となり、マーケターはテレビ広告がパフォーマンスキャンペーンに与える影響を測定できるようになる。

Pinterestはこの買収で、tvScientificの成果重視型CTV技術を自社のPerformance+スイートと統合することが可能となる。AI最適化および確定的アトリビューション(Deterministic Attribution)を活用した、測定可能で獲得型の広告キャンペーンを、複数の端末をまたいで広告主に提供することを目指している。

Pinterest CEOのBill Ready氏は以下のように述べている。「人々は複数の端末を通じて買い物をしており、広告主はその現実を反映したパフォーマンスソリューションを必要としています。Pinterestの広告主はパフォーマンスチャネルからの明確な基準をもとに、テレビ広告を評価できるようになります」

 

Metaが「Avocado」モデルでQwenを活用との報道

 

Metaは、中国テクノロジー企業Alibaba GroupのオープンソースAIモデル「Qwen」を、最新のAIプロジェクトにおけるトレーニングプロセスの一環として利用していると報じられている。Bloombergによると、Metaは来春開始予定の新しいAIプロジェクト(コードネーム「Avocado」)のトレーニングプロセスの一環として、GoogleやOpenAIのオープンソースシステムと並行して「Qwen」を活用しているとのこと。報道では、「Qwen」のどのバリアント(バージョンや設定)が使われているかは明らかになっていない。

 

原典:ExchangeWire.com

ABOUT 角田 知香

角田 知香

ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。