アドウェイズ、マンガ広告の作品選定をAIで予測・最適化する「MALOOKレコメンド」運用開始
by on 2026年5月28日 in ニュース

株式会社アドウェイズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山田 翔、以下アドウェイズ)は、デジタルマンガプロモーションの成否を分ける「どの作品を広告塔にすべきか」という意思決定を最適化する、作品選定AIを搭載したソリューション「MALOOKレコメンド」を開発し、運用を開始した。
生成AI時代に顕在化した「作品選定」というボトルネック
生成AIの普及により広告クリエイティブ制作の自動化が進んでいる。しかし、「どの作品を広告塔に選び、どうターゲットに魅力を伝えるか」というデータに基づいた判断がともなわなければ、本質的な広告効果の改善には繋がらない。また、数万〜数十万に及ぶ膨大な作品群から、人間の経験や感覚だけでトレンドに刺さる作品を探し当て、ヒットの再現性を担保することは至難の業である。
結果として新たな作品の発掘が進まず、「広告出稿作品の固定化」と「訴求の画一化」を招き、ユーザー獲得単価(CPA)の高騰や顧客生涯価値(LTV)の頭打ちに行き詰まるケースが増えている。こうした機会損失は、サービス全体の持続的な成長を妨げる構造的な要因となりかねない状況であった。
「Agent MALOOK」のデータ基盤を活用した作品選定AI
「MALOOKレコメンド」は、マンガ広告特化型AIソリューション「Agent MALOOK(エージェント マルック)」のデータ基盤を活用したものであり、今後さまざまな機能拡張を予定するAIソリューション群「MALOOK」の第1弾となる。
アドウェイズでは、長年にわたり蓄積してきたマンガ広告クリエイティブの構成、演出、膨大な配信データといったナレッジとAI技術を組み合わせ、その成功パターンを再現し、効率的なクリエイティブ制作と運用を可能にする「Agent MALOOK」の運用を行ってきた。従来の「Agent MALOOK」が過去の配信データに基づくクリエイティブ制作の最適化を得意としていたのに対し、「MALOOKレコメンド」は、広告塔となる作品選定そのものの最適化へと支援領域を拡大したものである。
最大の特徴は、独自の「ユーザーの反応傾向」や、プロフェッショナル人材が言語化・構造化した「運用ナレッジ(絵柄やジャンルごとの訴求力など)」を統合したAIアルゴリズムにより、過去の配信実績やデータが一切ない作品であっても、「ヒット作品候補」としての期待値を算出・予測できる点である。
「MALOOKレコメンド」が提供する3つの価値
運用開始にともない、「MALOOKレコメンド」はアドウェイズの新たな広告運用基盤のひとつとして機能する。「広告主のサービスのLTV向上に最も貢献する一作」をレコメンド(提案)し、以下のような価値提供を行う。
1. ターゲット訴求にブレのないマッチングと広告効果改善
一般的な検索データや一律の予測モデルではなく、クリエイティブディレクターの独自視点や、膨大な広告配信実績から得られた「作品ジャンルごとの獲得傾向」「絵柄・内容の訴求力」などを、“活きたナレッジ”として独自にスコアリング化する。広告主がリーチしたい層に対し、「今、広告効果の最大化が見込める作品」を高精度に導き出すことが可能である。
2. 「眠れるIP(作品)の発掘」による、特定作品への依存脱却
人間の担当者では分析しきれない膨大な作品群から、AIが「プロモーション実績はないが、特定のセグメントに深く刺さるであろうポテンシャルを秘めた作品」を発掘する。これにより、一部の作品への依存から脱却し、プラットフォーム内に眠っている未開拓ジャンルや過去のヒット作品を「新たなヒットメーカー」へと押し上げ、サービス全体の成長を後押しする。
3. ローンチ直後の新規サービスにおいても、初動から高精度に予測
配信媒体や性別、絵柄の訴求力といった細分化された独自ナレッジから期待値を算出するため、過去の広告配信実績や、社内ノウハウが全くない立ち上げ直後の新規サービスであっても、初動から高い精度で「広告塔となる作品候補」を導き出すことが可能である。
周辺エンタメ領域・SNSデータの統合で予測精度をさらに向上
今後「MALOOKレコメンド」は、マンガと親和性の高い周辺エンタメ領域(アニメやゲーム等)の市場データや、SNS上での発話量・感情分析(ポジティブ/ネガティブ)といった外部データも段階的に知見基盤へと組み込むことで、未開拓作品を発掘する予測精度の向上をはじめとした機能の拡充に取り組んでいく予定である。
また将来的には、AIソリューション群「MALOOK」をさらに発展させ、マンガサービスの事業成長を支援する新たな独自プロダクトの開発を行っていくとしている。
アドウェイズグループは、デジタル広告事業を起点とした事業領域の拡大や、先端テクノロジーの活用を加速させ、クライアントとパートナーの持続的な成長への貢献を進めていく方針である。
■プレスリリース:https://adways.net/news/press_release/9349/
ABOUT 町田貢輝
ExchangeWireJAPAN 編集担当 日本大学法学部法律学科卒業。編集プロダクション、出版社でエンタメ、健康、IT関連の雑誌と書籍の編集・進行管理に従事。2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。DX領域のメディア運営全般ならびに、調査研究を担当する。







