[Global動向]トランプ大統領、TikTokと合意に達するほか
by on 2025年9月19日 in ニュース
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トランプ大統領、TikTokと合意に達する
アメリカ・トランプ大統領は火曜日、TikTokをアメリカ内で継続運営するため、中国と合意に達したと発表した。ただし主要な詳細は依然として明らかになっていない。中国政府は、TikTokのアメリカ資産が変更されても、TikTokの動画フィードを駆動するアルゴリズムは中国の管理下に残ると示唆している。
トランプ氏は記者団に対し「TikTokに関して合意に達した。TikTokの買い手となりたい大企業がたくさんいる」と述べた。
報道によると、今回の合意によりTikTokのアメリカ資産はTikTokの運営企業ByteDanceから、新たな所有者となるアメリカ企業へ移管される予定である。本合意が成立すれば、数カ月にわたって続いたTikTokをめぐる不安定な状況に終止符が打たれる。
Amazon、SiriusXMとの広告連携を拡大
Amazonは衛星ラジオおよびインターネットラジオ配信企業SiriusXMとのプログラマティック広告連携を拡大し、Amazon DSPを利用する広告主はオーディオ広告枠を購入できる機会が増える。今回の連携拡大により、プログラマティック保証型取引が導入され、ユーザーはプライベートマーケットプレイスを通じた取引が可能となる。
さらにSiriusXMのファーストパーティデータがAmazon Publisher Cloudに接続され、視聴者とAmazonの購入履歴を結び付けることが容易となる。また、AmazonのAI駆動型広告製品のストリーミングオーディオ全体におけるリーチも拡大する。
Amazon DSP製品ディレクターであるMeredith Goldman氏はAdExchangerに対し、この広告統合によりAmazon DSPが「消費者の購買行動のあらゆる段階でターゲティングできる、フルファネル・プラットフォームとして位置づけられる」と述べた。
イギリスとアメリカが310億ポンド(約6兆1380億円)の技術協定を締結
イギリスとアメリカは310億ポンド(約6兆1380億円)規模の技術協定を締結し、人工知能、量子コンピューター、原子力発電における協力を深める。この「Tech Prosperity Deal」はトランプ氏のイギリス訪問中に発表された。
この合意には、マイクロソフトによる220億ポンド(約4兆3560億円)のクラウドおよびAIインフラ拡張への投資、Googleによる50億ポンド(約9900億円)の投資、エヌビディアによる12万基のGPU(画像処理装置:Graphics Processing Unit)導入が含まれる。
イギリス政府はこの協定が経済成長を促進し、エネルギー安全保障を強化と科学研究の拡大につながると述べた。イギリス・スターマー首相は、この協定が両国の数百万人の生活に影響を与え、成長と安全をもたらす見込みがあると語った。
※1ポンド(GBP)=198円(JPY)での換算
ABOUT 角田 知香
ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。




