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[Global動向]カリフォルニア州がAmazonを価格操作で告発ほか

カリフォルニア州がAmazonを価格操作で告発

 

Amazonは新たな監視の目にさらされている。カリフォルニア州で新たに公開された裁判書類では、AmazonがLevi’sやHanesを含む大手ブランドに対し、競合小売業者に価格引き上げを促すよう圧力をかけていたとのことが記されている。2022年に同州が提起した独占禁止法訴訟の一部となるこの書類では、Amazonが競合プラットフォーム上でより低い価格を検知した場合や特定商品で損失を被った場合に、市場全体の価格に影響を与えるようブランドに働きかけていたとされる。

訴状によると、これらの行為は競合サイトでの価格上昇を招き、反競争的行動の可能性および消費者のコスト増に対する懸念を引き起こしている。

カリフォルニア州司法長官Rob Bonta氏は、この証拠について「異例なほど明確であり、Amazonの内部的な価格設定慣行を垣間見る貴重な機会を提供するものだ」と述べた。

Amazon広報担当者であるMark Blafkin氏は声明の中で、同社が法廷でカリフォルニア州の主張に対し反論する意向を示しており、この提訴は「本件の主張の弱さから目を逸らすための露骨な試み」だと一蹴し、これらの主張は州が長年保有してきた証拠に基づいていると付け加えた。本訴訟は来年に審理が予定されている。

 

シンガポールが生成AIテストの国際基準を提案

 

生成AIの規制に向けた取り組みが世界的に進む中、シンガポールは生成AIのテスト方法に一貫性をもたらすことを目的とした新たな国際基準を提案した。

この草案規格ISO/IEC 42119-8は、ベンチマークとレッドチーミングの手法に焦点を当てており、AIシステムの性能・安全性・信頼性を評価するための重要なプロセスとなる。

議論は、4月20日から24日にかけてシンガポールで開催された、国際標準化機構および国際電気標準会議の合同技術委員会第1専門委員会 第42分科委員会の第17回総会(ISO/IEC JTC 1/SC 42)で行われた。

このイベントは、シンガポールの情報通信メディア開発庁およびEnterprise Singaporeが共同主催し、35か国以上から250人を超える専門家が参加した。シンガポールは、この提案がAIテスト結果の再現性と比較可能性の向上につながると述べ、AI Verify Toolkitを含むこれまでのAI保証に関する取り組みを基盤としている。

情報通信メディア開発庁の最高経営責任者であるNg Cher Pong氏は、「これらは信頼性の高いテストの基盤を形成し、より再現性および比較可能性の高い結果を促進する重要な基準である」と述べた。

 

AppleがTernus氏を次期CEOに指名

 

Appleは、John Ternus氏を次期最高経営責任者に任命した。Tim Cook氏が15年にわたる在任期間を経て退任準備を進める中での、大きなリーダーシップの移行となる。

現在ハードウェアエンジニアリング部門の責任者であり、同社に25年間在籍するTernus氏は、9月1日付でCEOに就任し、Cook氏はエグゼクティブ・チェアマンに就任する。Ternus氏はこれまでのキャリアにおいて、iPhone、iPad、AirPods、Apple Watchといった主要製品の開発に貢献し、またMacをIntelプロセッサから自社製シリコンへ移行する取り組みにおいて中心的な役割を果たした。

2011年に共同創業者Steve Jobs氏の辞任を受けてAppleを率いてきたCook氏は、引き継ぎを支援するため夏季まで現職にとどまり、グローバル政策対応を含む一部事項について、引き続き助言を続ける。

Cook氏はTernus氏を「先見性のあるリーダー」と評価し、Ternus氏はCook氏をメンターと称えた。さらにAppleの将来をポジティブにとらえ、同社が次の段階へと進むうえでの戦略を継続していく意向を示した。

 

原典:ExchangeWire.com

ABOUT 角田 知香

角田 知香

ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。