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[Global動向]イーロン・マスク氏、OpenAI訴訟で敗訴ほか

イーロン・マスク氏、OpenAI訴訟で敗訴

 

アメリカ・カリフォルニア州の裁判所は、提訴が時効期間外であったと認定し、イーロン・マスク氏によるAI企業OpenAIおよびサム・アルトマン氏に対する訴訟を棄却した。Tesla最高経営責任者であるマスク氏にとって重大な法的後退となり、OpenAIが計画する株式公開における主要な障害の一つが取り除かれたことを意味する。約2時間にわたる評議の後、9人の陪審員は全会一致でマスク氏の主張は時効により認められないと結論づけた。

2024年に提起されたこの訴訟は、OpenAI創業者であるサム・アルトマン氏およびグレッグ・ブロックマン氏が、同組織を当初の非営利構造から営利企業へ不適切に転換させたというマスク氏の主張によるもの。マスク氏は2018年の社内権力闘争を経て同社を離れた後、会社の方向性について誤った情報を与えられたとし、1340億米ドル(約21兆380億円)の損害賠償と組織改革を求めていた。マスク氏は、この判決をアメリカ第9巡回区控訴裁判所に控訴する意向を示している。

 

※1米ドル=157円で換算

 
 

GoogleとBlackstone、AIクラウド事業を立ち上げ

 

Googleとアメリカの投資会社Blackstoneは、高性能コンピューティング・インフラへの世界的な需要の高まりを受け、AIに特化したクラウド事業を共同で開発するための合弁事業を発表した。この提携は、Googleのクラウド技術とBlackstoneの大規模インフラ投資能力を組み合わせることで、AIコンピューティング容量へのアクセス拡大を目指すものである。

この契約に基づき、Blackstoneは初期投資として50億米ドル(約7850億円)を出資し、2027年までに500メガワット分のデータセンター容量を実現させる意向。その後も拡張していく計画である。新会社の経営は、長年Googleの幹部を務めてきたBenjamin Sloss氏が率いる予定である。

 
 

HBO Max、欧州でポッドキャストコンテンツを開始

 

動画配信サービスHBO Maxは、欧州全域で同社ストリーミング・プラットフォーム上にポッドキャストを展開すると発表した。映画やシリーズ作品を超えてコンテンツ・エコシステムを拡張する動きである。この施策は、舞台裏情報、クリエイターによる対談、フランチャイズ主導のストーリー拡張など、音声および映像による補完体験を提供し、視聴者エンゲージメントを深めることを目的としている。

ローンチ第一弾作品は、映画評論家兼司会者であるRhianna Dhillon氏がホストを務める『Harry Potter: The Official Film Podcast』である。6月以降、同プラットフォームは『Game of Thrones』や『House of the Dragon』といった主要フランチャイズに関連するポッドキャストに加え、『The Last of Us』『The Pitt』『The Comeback』『Sinners: In Proximity』などの関連タイトルへとラインアップを拡大する予定である。

HBO Maxによると、一部のポッドキャストは同プラットフォーム限定で映像形式でも提供され、音声版はApple PodcastsやSpotifyを含む主要サービスでも配信される予定である。

 
 

原典:ExchangeWire.com

ABOUT 角田 知香

角田 知香

ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。