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NEWS: プラットフォーム・ワン、日本初「Facebook Exchange」のRTB取引開始

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの子会社で、オンライン広告取引プラットフォームを提供するプラットフォーム・ワンは1月15日、「Facebook Exchange」(以下 FBX)におけるRTB(リアルタイム入札)取引を開始することについて、米Facebook社と合意に至ったと発表した。これにより、プラットフォーム・ワンは、日本市場ではじめてFBXを利用したRTB取引を行う国産DSPとなる。

世界最大級の SNS「Facebook」の広告取引プラットフォームである FBX は、ユーザーのウェブ閲覧履歴を元にFacebook訪問ユーザーのうち、ターゲットを絞り込んだユーザーに対しRTBで広告配信することができるサービス。Facebook社によると、クッキーを利用してユーザーをリターゲティングする同社のRTB広告は、通常のFBXにおける広告の費用対効果が最大で16倍あったと報告されている。

プラットフォーム・ワンが提供するDSP「MarketOne®」を利用している広告主・広告会社は、現在導入済みのリターゲティン グタグをそのまま活用して、FBX の広告在庫を購入することができるという。また、広告主は通常、インプレッション単価(CPM)によるFBX の広告在庫購入を、MarketOne® 上ではクリック単価(CPC)による購入も可能となる。

プラットフォーム・ワンは今月中にもFBXへのRTB広告配信テストを開始する予定。

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。