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サイバー・コミュニケーションズ、Kruxとの業務提携により媒体社向けデータマネジメントサービスの提供を開始

(ライター:岡 徳之

株式会社サイバー・コミュニケーションズ(以下、cci)は、Krux Digital, Inc.(以下、Krux)との業務提携を結び、媒体社向けデータマネジメントサービスの提供を開始した。クラウドベースのデータマネジメントプラットフォームを活用した各種マネジメントサービスの提供で、データの収集、ユーザデータの保護、データ管理・運用体制の構築、各種データとの連携を実現するとともに、蓄積されたデータを活用した広告商品の開発、各種サービス構築のサポートを行うという。

 

本プラットフォームの特徴は、収集したオーディエンスデータをインターフェース上で容易に可視化し、各種ユーザデータを分析し、的確なユーザセグメントを生成できることだ。また、そのデータを活用し、DSP等の各種ソリューションと連携することで、精度の高いターゲティング配信を実現できる。

 

主な機能は、データ保護、ワンタグ(ユニバーサルタグ)による各種連携ソリューションの一括管理、各種データ連携によるセグメントの可視化・管理・最適化、キャンペーン効果の可視化、データエクスチェンジによるデータ価値の向上、DSP等外部との連携性、cciデータセリングネットワーク「PrediX™」との接続。

 

今後、ユーザ可視化等を目的としたレポーティングダッシュボードの提供、cciデータセリングネットワーク「PrediX™ 」でのデータエクスチェンジ、広告商品設計等、グロース推進サポートなどの提供を予定している。

 

サービス全体概要図サービス全体概要図

 

Kruxは2010年に設立。ウェブサイトのデータ収集、構築に注力したプラットフォームを提供しており、グローバルで8億ユーザー以上にリーチするまでに成長している。cciによれば、KruxのDMP は、データマネジメントの機能、他のDMP/DSP やAdServer との接続性に優れ、またデータ保護の観点でも、運営するメディアサイトから提供されるデータ、その提供先パートナーが視覚化されるなど、メディアがデータをマネタイズする際に必要となる機能が強化されている。海外大手メディアによる導入の実績もあるという。

 

 関連リンク

サイバー・コミュニケーションズ
http://www.cci.co.jp/

Krux Digital, Inc.
http://www.krux.com/

(編集:三橋ゆか里)

 

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。