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先週のアドテクシーン:Criteoが130以上の国と地域でサービス提供、モデューロ「AudienceOne」が「トレジャーデータサービス」と連携

(ライター:岡 徳之

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

 

 

 

モデューロ「AudienceOne」が「トレジャーデータサービス」と連携

DMP「AudienceOne」と、米国トレジャーデータ社が提供するクラウド型データマネージメントサービス(DMS)「トレジャーデータサービス」が連携したことを発表した。DMPは大量のデータを瞬時に処理する能力や拡張性が特徴的で、シリコンバレーで広く採用されているトレジャーデータを選択した形となる。AudienceOneの有するデモグラフィックデータやサイコグラフィックデータ、そして3rd partyデータをローデータレベルで受け渡し、簡単かつ高速な大量データ分析が実現する。また、トレジャーデータサービスで分析、作成したセグメントをAudienceOneに受け渡し、広告配信やLPOなど様々なマーケティングへの活用も可能だ。

 

「ADFlow Banner Pool」と「AMoAd」が連携

クリエイターズマッチは、同社が提供する広告運用サポートツール「ADFlow Banner Pool」と、サイバーエージェントのアドテクスタジオが運営するスマートフォンアドプラットフォーム「AMoAdネットワーク」が7月28日より連携することを発表した。これにより、ADFlow Banner Poolの利用者は、原稿の入稿・管理などの作業がより容易になり、広告配信・運用の効率化が進むことが期待される。

 

Criteoが130以上の国と地域でサービス提供

Criteoのパフォーマンス広告の展開が、世界130以上の国と地域に広まった。。同社最高執行責任者(COO)であるエリック・アイヒマン氏は、「全世界で20億を超える人々がインターネットにアクセスしている。この莫大な収益機会を活用することで、広告主はさらに投資対効果を高めていくことが可能になると考える。当社は、広告を展開する国が5か国でも50か国でも信頼性の高い分析を提供し、同等のパフォーマンスを発揮する広告展開を実現していく」とコメントしている。

(編集:三橋 ゆか里)

 

 

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。