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CESで明かされた、Twitterによる自動再生型プレビュー付動画広告の計画

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Twitterが自動再生型プレビュー付動画広告を検討していることを、AdvertisingAge ほか、複数の海外メディアが報じている。

報道によると、先週ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス ・ショー(CES)を訪れた広告主やエージェンシーとの会合で、その計画を明かしたとのことだ。

Twitterの動画広告は、タイムライン上に流れてきた動画が6秒間プレビューとして自動再生され、ユーザーがこれをクリックすることで動画が再生されると課金される。いわば、Facebookの自動再生型動画広告とYouTubeの視聴課金型モデルの長所を取り込んだハイブリッド型モデルだという。

 

Twitterの動画広告への取り組みに関しては、2014年8月にPromoted Videoのβテストを行ったことが報じられた。なお、この件に関するTwitter社からの正式なコメントはない。

 

日本国内のオンライン広告市場においても、Twitterはそのプレゼンスを着実に高めつつある。2014年6月にモバイルアプリプロモーションの提供を開始し、ゲームなどのアプリ運営事業者のプロモーション需要を取り込んだ。また、同年11月には、ヤフーと提携し、Yahoo!プロモーション広告のプラットフォームから中小企業向けの広告販売を開始するなど、チャネル拡大にも余念がない。

(編集:三橋 ゆか里)

 

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。