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先週のグローバルアドテクシーン:電通イージス・ネットワーク、「世界の広告費成長率予測」を発表

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

電通イージス・ネットワーク、「世界の広告費成長率予測」を発表

電通の海外本社である電通イージス・ネットワークは、「世界の広告費成長率予測」を発表した。世界の広告費は、2017年は前年比3.8%増、2018年は4.3%増と予測し、日本の広告費は、2017年、2018年ともに前年比1.7%増と予測した。

DataXuとPlaced、実店舗・テレビ・デジタルを横断したターゲティング広告を提供開始

広告配信プラットフォームのDataXuとインストア広告のアトリビューションを行うPlacedは協業し、実店舗とスマートTVを接続したターゲティング広告を業界で初めて提供を開始した。

PubMatic、Amazon Publisher Serviceと提携開始

PubMaticは、Amazon Publisher Serviceと提携を開始した。
RubiconProjectなど他のプラットフォーマーも続々と提携を発表している。

Sizmek、デジタルオーディオ広告に対応開始

Sizmekが提供するStrikeAd DSPは、新たにオーディオ広告在庫への買い付けも可能にした。Triton Digitalを採用している在庫などへの配信が可能となる。

電通、英国のインフルエンサーマネジメント会社「グリーム・フューチャーズ社」の主要株を取得

電通は、2010年に設立された英国のYoutuberを始めとするインフルエンサーのマネジメント会社「グリーム・フューチャーズ社」の主要株を取得したことを発表した。
40名以上の有名インフルエンサーを抱える会社である。

Adobe、TubeMogulの技術を活かしAdobe Analytics Cloudと連携したTV広告プラットフォームをリリース

Adobeは、同社が買収したTubeMogulの「Programmatic TV」をベースに、Adobe Analytics Cloudと連携したTV広告のプランニングとバイイングが可能なプラットフォームを発表した。

Publicis、マーケティングアシスタントプラットフォーム「Marcel」を発表

Publicisは、AIと機械学習を応用したマーケティングアシスタントプラットフォーム「Marcel」の開発へ巨額の投資をすることを発表した。
同社に関連会社などグローバルに普及させてマーケティング活動を支援させることが目的である。

Gravy Analytics、adsquareとオーディエンスデータで提携

ロケーションデータなどの消費者のリアル行動データを提供するGravy Analyticsは、adsquareとオーディエンスデータで提携しadsquarのオーディエンスマネジメントサービスのデータを強化した。

Varick、Vistar Mediaと提携しOOHのプログラマティックバイイングを開始

Varickは、地域での広告などを専門にするVistar Mediaと提携しOOHのプログラマティックバイイングを開始した。
VarickのDSPでのオムニチャネル配信の強化となる。

B2BメディアのAccess Intelligence、プログラマティック業界メディアAdExchangerを買収

B2BメディアやPR系のメディアなどを束ねるAccess Intelligenceは、プログラマティック業界メディアAdExchangerを買収したことを発表した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。