×

先週のグローバルアドテクシーン:Google、不正トラフィックの払い戻しなどアドフラウド対策方針を発表

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

Facebook、実店舗ユーザーに向けてターゲティングできる広告サービスを発表

Facebookは、実店舗を訪れる・オフラインで購入・予約するなど現実世界での行動に基づいて広告主がFacebookユーザーをターゲティングできる機能の強化を発表した。

Google、不正トラフィックの払い戻しなどアドフラウド対策方針を発表

Googleは、複雑化するアドフラウド対策として不正トラフィックへの払い戻し、不正トラフィックの内容の公開、ads.txtへの対応という3つのアドフラウド対策方針を発表した。

Chartboost、広告プラットフォーム「Chartboost Exchange」をリリース

アプリゲームなどを提供するChartboostは、同社のゲームオーディエンスや広告枠を買い付けることができる広告プラットフォーム「Chartboost Exchange」をリリースした。
Aarki、Index Exchange、Rubicon Projectと接続をしている。

SAP、Gigyaを3億5,000万ドルで買収

ドイツのSAPは、ソーシャルメディアのID管理などを提供するGigyaを3億5,000万ドルで買収した。
EUの今後の一般データ保護規制などのプライバシー規制に準拠するためにGigyaのノウハウを活かす。

OpenX、アドテクノロジー会社2社を買収

OpenXは、広告在庫の品質管理に関するテクノロジーを有するMezzobitとPubNationの2社を買収し、広告在庫の品質や透明性の向上の強化を発表した。

Google、YouTube広告において新たなターゲティングや計測方法を発表

Googleは、YouTube以外のGoogelプロダクトのデータを利用したターゲティングの開始などYoutube広告において新たなターゲティングや計測方法を追加したことを発表した。

Playbuzz、シリーズCで3,500万ドルを調達

インタラクティブ広告などを展開するPlaybuzzは、シリーズCで3,500万ドルを調達した。これで合計6,600万ドルの資金を調達している。

ADYOULIKE、 The Trade Deskがネイティブ動画広告で連携

ネイティブ広告プラットフォームのADYOULIKEとグローバルDSPのThe Trade Deskはネイティブ動画広告の領域でも連携をし配信を可能にした。

Nielsen、Visual IQを買収

Nielsenは、独立系のマルチチャネルアトリビューション事業社のVisual IQを買収した。
デバイス等を横断して独自のモデリングで推計しアトリビューション計測する技術を有する。

GroupM、コネクテッドTV広告特化の事業会社「Finecast」を設立

GroupMは、ネットと接続されたTVへの広告配信やオーディエンス管理などを目的に、コネクテッドTV広告特化の事業会社「Finecast」をロンドンに設立した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。