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先週のグローバルアドテクシーン:AppNexus、業界初となるプログラマブルDSP「AppNexus Programmable Platform」をリリース

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

Adform、Hivestackと提携しデジタルOOH領域に進出

広告買い付けプラットフォームのAdformは、Hivestackと提携しデジタルOOH領域に進出した。Adformからプログラマティック取引でDOOH在庫を購入可能になった。

SpotXとDoubleVerify、新手のアドフラウド「Verification Stripping」への最初の対策を発表

SpotXとDoubleVerifyは連携をして、新手の広告詐欺手法である「Verification Stripping」への業界として最初の対策を発表した。
「Verification Stripping」はボットを検証するための処理を回避したり取り除いたりする方法である。

Facebook、2017年第3四半期(7月-9月)業績ハイライトを発表

Facebookは、2017年第3四半期(7月-9月)業績ハイライトを発表した。
広告は前年同期比49%増となり好調であった。またモバイル広告売上高は、全体の広告売上高の88%に相当となった。

AppNexus、業界初となるプログラマブルDSP「AppNexus Programmable Platform」をリリース

AppNexusは、業界初となるプログラマブルDSP「AppNexus Programmable Platform」をリリースした。旧来のDSPに買い付け方を学習する機械学習機能やバイヤーが自由に調整できるカスタマイズ機能などを付加したものとなる。

Google、Salesforceと提携

Googleは、Salesforceとグローバルでの提携を発表した。
G SuiteおよびGoogle Analyticsとのクラウド連携を容易にすることなどが目的である。

PubMatic、アドフラウドフリー課金モデルをリリース

PubMaticは、PubMatic上からアドフライドと特定されたトラフィックについて買い付け側に費用を請求しない、アドフラウドフリー課金モデルをリリースした。

AppNexus、TruOptikとCTV分野のオーディエンス領域で提携

AppNexusは、OTTやCTVのオーディエンスデータ分析を得意とするTruOptikとAppNexus' Connected TV Marketplaceでの分析において提携を発表した。

The Trade Desk、Pinsight Mediaからキャリアデータを取得しターゲティング強化

The Trade Deskは、モバイルターゲティングの強化を目的にPinsight Mediaからキャリアレベルが持つデータを取得するために連携を行った。

ユナイテッド、インドネシアのニュースキュレーションアプリKurioへ出資

「Kurio」はGunosyの投資先でもあり、ユナイテッドはGunosyとも協働し、これまで培ってきたアドテクロジー領域における知見を活かしつつ提携を強化する。

OpenX、TAGの4項目の認証を獲得した最初のプラットフォームに

OpenXは、米国の計測基準の業界団体であるTAGの詐欺防止、著作権侵害防止、マルウェア対策、在庫品質基準の4項目で基準を満たし認証を獲得した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。