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先週のアドテクシーン:サイバーエージェントとワンメディア、企業YouTubeアカウントの開発・運用を行う広告ソリューション「ブランデッドチャンネル」の提供を開始

日本国内、アドテクシーン画像



広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【トップニュース】

サイバーエージェントとワンメディア、企業YouTubeアカウントの開発・運用を行う広告ソリューション「ブランデッドチャンネル」の提供を開始

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サイバーエージェントはインターネット広告事業において、ワンメディアと広告主企業の自社YouTubeチャンネルの開発から動画の企画、撮影、編集、広告運用までをワンストップで提供するコンテンツマーケティングソリューション「ブランデッドチャンネル」の提供を開始した。

企業チャンネルを開設し、単発の施策に留めることなく継続的にターゲットへコンテンツを発信していくことで、既存の企業ファンのみならず、潜在ターゲットへのリーチ・新規獲得を狙い、ファンコミュニティの拡大およびコンテンツを自社の資産としてストックする仕組み形成を図る。

【アンケートご協力お願い】

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ExchangeWire JAPAN を運営するデジタルインファクトでは、広告業界の皆様を対象にした各種アンケート調査を実施しております。

大手広告プラットフォームに関するアンケート調査

★アンケートの詳細とご回答は、こちらから

本アンケートは、広告プラットフォームに関する計20項目についての評価や自由なご意見をお聞きしております。是非皆さまのお声をお聞かせください。

■調査対象となる方:インターネット広告ビジネスに関わっており、広告主、広告会社(代理店・メディアレップ・トレーディングデスク)・アドテクベンダー・媒体社に所属されている方。

■最後まで回答いただき、ご連絡先を記入いただいた方には、Amazonギフトコード500円分をお送りさせていただきます。なお、ご回答が一定の数に達した段階で、受付を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。

【新サービス・新機能】

ジオロジック、位置情報を活用した音声広告をSpotifyにプログラマティック配信

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ジオロジックは、位置情報広告を音声メディアで配信できる「GeoLogic音声広告」を開始した。

世界最大級の音楽ストリーミングサービス「Spotify」上で、位置情報ターゲティング広告が可能となる。
現在音楽ストリーミングの中に音声広告を挿入するデジタル音声広告の需要が広がっているが、ジオロジックは、このデジタル音声広告をプログラマティックに配信する。
今後は音楽ストリーミング以外にも、急速に普及の進むインターネットラジオや復権中のポッドキャスティング、オーディオブック等の多様な音声メディアへも拡張を予定しているとのこと。

画像:GeoLogic音声広告

出典:同社プレスリリース

ベクトル、デジタル屋外広告事業に参入

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ベクトルは、デジタル屋外広告事業に参入することを公表した。

同社は既にタクシーサイネージ事業に参入をしているが、同市場は2023年に2019年比1.7倍の1248億円(※)に成長すると予想されており、同市場の成長を見越しての本格参入となる。
同社は渋谷エリアの2ビジョンでサービスの提供を開始する。
※CCI(CARTA HOLDINGS)公表データ

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出典:同社プレスリリース

電通・電通デジタル、「People Driven DMP X」の提供を開始

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電通と電通デジタルは、「People Driven DMP」と、アドビ、トレジャーデータ、CCI、セールスフォースなどの様々なマーケティングプラットフォーム提供企業のDMPやマーケティングクラウド、及びデータマーケットプレイスを連携させ、データの活用機会を拡大するデータ連携ソリューション「People Driven DMP X(クロス)」の提供を開始した。

これにより顧客企業は、自社が保有するデータ(1stパーティーデータ)と、People Driven DMP®や多様なデータマーケットプレイスが提供するデータ(3rdパーティーデータ)はもちろん、マーケットプレイスに参画する特定企業のデータ(2ndパーティーデータ)との連携や交換も可能となる。

画像:People Driven DMP®

出典:同社プレスリリース

【サービス連携・業務提携】

博報堂DYMP、Gunosyとデジタルトランスフォーメーション事業で協業

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博報堂DYメディアパートナーズは、広告市場のデジタルトランスフォーメーションを通じて業界の更なる需要創造をおこなう協業プロジェクトを開始する。

広告枠の潜在価値を定量化できる広告PDCAシステムの開発や、様々な広告枠を一元的にパッケージ化できる販売支援ツールの開発、広告取引のDX化に関する技術や人材の開発を行なっていく。

Supershipの「ScaleOut DSP」、「OPEN8 AD PLATFORM」と接続を開始

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Supershipが運営する「ScaleOut DSP」は、オープンエイトが提供するスマホ向け動画マーケティングプラットフォーム「OPEN 8 AD PLATFORM」と接続を開始した。

この接続により、「ScaleOut DSP」を利用する広告主は、「@cosme」、「Woman.excite」、「LeTRONC」をはじめとするプレミアムメディアに向けて広告配信が可能になる。

ScaleOut DSP

出典:同社プレスリリース

Kaizen Platform、パーソルキャリアと求人メディアの動画広告を共同開発

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Kaizen Platformは、パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」上で、求人広告を動画化する新サービス「dodaプライム」を共同開発した。

実証実験を114社に行ったところ、求人閲覧率・応募率ともに約3割増となったとのこと。

グラフ

出典:同社プレスリリース

D2C R、中国大手広告会社Blue Focus傘下のMadhouseと共同で中国モバイルゲーム企業の日本進出を支援

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D2C Rは、中国大手広告会社BlueFocus傘下でモバイルアドプラットフォークを運営するMadhouseと戦略的パートナーシップ契約を締結した。

両者は、近年活発化している中国モバイルゲーム企業の日本進出の支援を共同で行っていく。

BitStar、PRナビゲーションを運営するエディアと協業

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BitStarは、携帯電話やスマートフォン、携帯ゲーム機やポータブルナビなど、さまざまなモバイル端末に向けて、それぞれの特長を活かしたソリューションを提供するエディアとの協業を発表した。

エディアの徒歩・カーナビアプリ「MAPLUS キャラdeナビ」のプラットフォームをベースとして、アニメやゲーム、映画等の世界観をお客様に強く訴求できるプロモーションメディア「PRナビゲーション」において、インフルエンサー支援を実施するとのこと。

【調査】

VRI、2010年代のPCバナー広告の出稿状況を公表

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ビデオリサーチインタラクティブは、2010年から今年までのPCバナー広告の出稿状況を取りまとめた結果を公表した。

PCバナー広告の年間の出稿社数をみると、2010年は4,499社だったが、4年後の2014年にはその倍以上の1万社を超えており、その後も1万社台を維持。
2010年代の10年間トータルの推定インプレッション数を広告主別に算出すると、最もPCバナー広告の出稿量が多かったのは「サントリー」であり、「エアトリ(旧DeNAトラベル)」「カカクコム」が続いた。

グラフ

出典:同社プレスリリース

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。