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Teads、2021年決算報告・売上高6億8千万ドル、前年比25%増の高成長[ニュース]

Teadsは、2021年年度(2021年1月〜12月)の決算を発表した。2021年度のTeadsグローバルでの売上は6億7,800万ドル(1ドル125円換算で約848億円)、前年比25%増と高い成長を遂げた。同社は現在26か国に1,200人以上のスタッフを有する規模になっている。

 

Teadsの共同CEOである、Jeremy Arditi(ジェレミー・アルディティ)氏は今回の発表について、以下のようにコメントしている。

「2021年の大変好調な財務報告をこの度、発表することができました。この一年は、新しい広告ソリューションを開発するにあたり、技術革新を続けることによって、ブランドと広告代理店の皆さまが、近年ますます複雑になりつつあるオープンWeb上でのデジタル広告施策をメインに、支援をして参りました。Cookieのない環境でオーディエンスを的確にターゲティングを可能なものにする、プライバシーに配慮した当社の継続的な取り組みは、グローバルのデジタルマーケティング業界でも注目を集めています。また、パブリッシャーパートナーへ、新しいテクノロジーやソリューションを提供し、Cookieless世界への準備をサポートさせていただいています。2021年を通じて、私たちはグローバルのブランドとともに、グローバルビジネスパートナーシップを数多く締結しました。トラフィックの獲得とコンバージョンに焦点を当てた当社のパフォーマンス広告事業は、2021年の業績に大きく貢献し、前年比65%の成長を遂げています。このパフォーマンス事業については、現在、当社の主力ソリューションに成長しています。加えて、継続的な成長戦略のために、エンジニアリングとセールス部門の人材への投資を拡大しています。最後に、メディアの信頼と透明性がかつてないほど重要になっている現在、私たちは信頼できる収益化パートナーとして世界のトッププレミアムパブリッシャーとともに協業を続けて参ります。」

 

同社は、2021年における事業のハイライトを、以下のように掲げている。

 

・オープンウェブ向けの世界初のCookielessプラットフォームの確立

・CTVソリューションのリリース(日本国内のサービス開始は準備中)

・ブランドとの新規共同ビジネスパートナーシップに署名

・パブリッシャーパートナーの拡大

・パフォーマンス広告製品のアップデート

・アテンションエコノミー

・職員の増員と企業としての道すじ

 

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。