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Teads x Breitling対談 - 製品ローンチ時の“モーメント”を捉えた戦略でブランドリフトが最大化した秘訣とは [ニュース]

Breitling Japan マーケティング・ディレクター エディー・エルサ氏と
Teads Japan Industry Director ラヴィン・ボルワニ氏(左から)

 

一般市場への進出でマーケティングに変化

本日は、スイスの腕時計メーカーであるBreitling Japanのマーケティング・ディレクターを務めるエディー・エルサ氏と、Teads JapanのIndustry Directorを務めるラヴィン・ボルワニ氏による対談をケーススタディと共に紹介する。

 

創業140年という古い歴史を持つBreitlingは、これまで飛行士や軍関係者向けのプロ仕様の高級時計として認知されてきたが、近年では婦人向けを含めた一般市場にも進出。エルサ氏によると、同社のキャンペーンにおいては、俳優のブラッド・ピット氏に加えてオスカー俳優のシャーリーズ・セロン氏などを起用。コア層が好む時計の精緻な機能の説明だけでなく、Breitlingの時計を装着することでいかに自身に対するイメージを変革できるかといったストーリーテリングにも重きを置くようになった。

 

Breitlingは、短期間でのリーチの拡大や消費者とのタッチポイントの強化、ブランド認知度を向上させることを目的としたオムニチャネル施策を実施。最新の事例では、オフライン施策として東京・渋谷のスクランブル交差点で週末の2日間にわたり屋外広告を展開。

一方、オンライン施策ではTeadsのコンテキストリーチキャストを活用しラグジュアリーコンテンツで短期間でのマスリーチとSOV(Share of Voice)を狙った施策を実施。これにより、ユーザーの目に留まりやすい広告を実現し、ブランドの純粋想起を獲得することを目指した。

 

 

VTR、CTR、BLS全てにおいて好結果をもたらした仕組み

 Teadsは、Teads Studioという独自のクリエイティブ制作ツールを通じてインパクトのある動画広告を制作している。Breitlingは、Teads Studioを活用し、Skin SquareやSkin verticalといった最新の動画広告フォーマットを採用。これにより、ユーザーの視覚に訴えかけるダイナミックな広告表現を実現した。

 

 

TeadsのContextual Reachcastは、コンテンツとの親和性が高く、短期間で多くのユーザーにブランドメッセージを届けることができる点が魅力である。Teadsのコンテキストターゲティングに基づき、プレミアムな編集記事内に関連性の高いコンテンツを配信することで、ユーザーの興味関心を惹きつけ、高いエンゲージメントを実現することが可能である。

今回のキャンペーンでは、VTR(動画視聴率)は61%、CTR(クリック率)は0.34%を記録し、いずれもベンチマークを大幅に上回った。

さらに、Teads Studioによって最適化したクリエイティブが注目を集め、ブランドリフトは12.1ポイント上昇(通常は6pt程度)。

これによりVTR、CTR、そしてブランドリフトのすべての指標において高い効果を発揮し、Teads Studioが提供するクリエイティブ制作ツールとTeadsの精度の高いターゲティングソリューションの相乗効果が証明された。

 

 

 

 

エルサ氏は、今回の優れた成果をもたらしたTeadsのそれぞれのソリューションを高く評価し、オンライン広告市場においては、競合する多くのソリューションが存在する中でも、Teadsが提供するツールの優位性を強調した。

また、どのソリューションを活用する際にも、その特性を深く理解し、最適なタイミングで適切なオーディエンスにリーチすることが、成功を左右する重要な要素であるとの見解を示した。

 

ABOUT 角田 知香

角田 知香

イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。