[Global動向]英国データ法案がAI著作権透明性条項なしで成立ほか
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英国データ法案がAI著作権透明性条項なしで成立
英国議会で激しい議論が展開された末、英国のData Use and Access Bill(データ利用・アクセス法案)が、AIによる著作物の無断利用を明示的に禁止する条項を含まないまま成立した。
当初、この法案にはAI開発者が著作権コンテンツを無許可で使用できるとの理由で、歌手Elton JohnやDua Lipa、Paul McCartneyなどの著名クリエイターや上院議員たちが強く反対していた。
国連専門家が広告業界に化石燃料企業との関与禁止を呼びかけ;TikTokが炭素測定を導入
国連特別報告者であるElisa Morgeraは、新たな報告書で「化石燃料会社からの誤情報を強化する広告・メディア企業に対し刑事責任を負わせるべき」と提案し、化石燃料に関わる広告・スポンサー活動を全面的に禁止するよう強く促している。そのうえで、独立系メディアを支援し、正確な気候情報を広く伝える役割を担うべきだと強調している。
一方、TikTokはScope3との協業により、広告キャンペーンの炭素排出量を測定する新機能を発表した。この取り組みは、広告キャンペーンが環境に与える影響を可視化し、持続可能な広告運用を促進する狙いである。TikTokは、2030年までのカーボンニュートラルを目指し、Scope3のフレームワークを利用することで、広告主が環境に配慮した意思決定を行えるよう支援するとしている。
原典: ExchangeWire.com
ABOUT 角田 知香

ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。