DoubleVerify、AIエージェントとのインタラクティブなやりとりを特定・管理し、 低品質なAI生成コンテンツを回避する「DV AI VerificationTM」を提供開始
by on 2025年11月07日 in ニュース

メディア品質の検証、広告パフォーマンスの最適化、キャンペーン成果の証明を可能にする主要ソフトウェアプラットフォームを提供する DoubleVerify(「DV」)(NYSE: DV)は、2025年11月4日、広告主がAIエージェントとのインタラクションを特定・管理し、低品質なAI生成コンテンツを回避するための新サービス「DV AI VerificationTM」を発表した。
本サービスの提供開始は、ますます複雑化するAI主導のエコシステムにおいて、広告主が自信を持って対応・関与することを可能にする、AI領域への継続的な投資を象徴する重要な一歩となる。
DVでは現在、AIエージェントとのインタラクションを毎月約20億件(宣言の有無を問わず)分析している。これらは、透明性・アカウンタビリティ・パフォーマンスの向上を目的として構築された、高度なインテリジェンス層を通じて評価されている。
DoubleVerifyのCEO Mark Zagorski は次のように述べている。
「ChatGPT、Claude、Perplexity などのプラットフォームが提供する宣言済みエージェントから、未宣言で潜在的に悪意のあるAIボット、さらには個人利用・リテール向けの新興エージェントに至るまで、広告主は新たな機会と脅威が混在するデジタルエコシステムをナビゲートする必要があります。加えて、低品質なAI生成コンテンツが氾濫する状況下で、マーケターはブランドスータビリティ(適合性)に対する懸念や、無駄なインプレッションの急増といった課題にも直面しています。DV AI VerificationTMは、こうした状況に対し、取引全体の透明性向上と、ブランドにとってより強固なコンテンツとの整合性を実現します。DVは独立したクロスプラットフォーム技術スタックを独自に構築することで、マーケターがAIエージェントやAIが関与する環境を、確信を持って管理できるよう支援することを目指して差別化を図っています」
DV AI VerificationTMは、今年後半に一般提供開始時に第一弾となる機能を提供し、2026 年にはさらに多くの機能が追加される予定となっている。
その中核となるのが「エージェント ID 測定」。透明性におけるDVのリーダーシップを基盤とする本機能は、業界初となる製品で、広告主がAI搭載チャットボットとの広告エンゲージメントを特定・測定し、広告 ROI の最大化を支援する。
本機能は、一般的な不正トラフィックから高度な不正トラフィックまでを網羅し、以下を含む
・宣言済みAIボット:IABが認定する大規模言語モデル(LLM)クローラーを含む
・回避型SIVTスクレイパー:検出回避のため認証情報を改変する非宣言型スクレイパー
・自動化およびエージェント型AIブラウジング:AtlasおよびComet Assistantセッションを含む
DVのウェブトラフィック検出・分析における深い専門知識を基盤とする「Agent ID Measurement」は、広告とエージェント間の相互作用における透明性を強化する。
本リリースにより、広告主はLLM型メッセージングを積極的に管理できるようになり、対話型およびチャットボット環境における広告効果を高める、今後のさらなる拡張機能に向けた基盤が築かれることとなる。
DV のオープンウェブ向け「AI SlopStopperTM」
DVは2024年12月に生成AIウェブサイト回避・検出ツールをリリースした。オープンウェブ向けAI SlopStopperはこの機能を拡張し、現在は「DV AI VerificationTM」サービスに統合されている。本製品により、広告主が低品質なAI生成コンテンツを回避しつつ、プログラマティック環境全体でメディア品質を測定することが可能となる。
AI SlopStopperのプレビッド(入札前)回避機能は、Amazon、Microsoft Invest、The Trade Desk、Yahoo を含む 30 以上の主要バイイングプラットフォームにおいて、DV の「Authentic Brand SuitabilityR」を通じて利用可能。
一方、ポストビッド(入札後)測定データとインサイトは、同社の統合サービス・分析プラットフォームである「DV Pinnacle®」を通じて提供される。
「AI SlopStopperTM for Social」
2026年初頭にローンチ予定の「AI SlopStopperTM for Social」は、DVのAIによる不正コンテンツ検知技術を主要ソーシャルメディアプラットフォームへ拡張するもの。ブランド価値を希薄化し、広告費を浪費する可能性のある低品質なAI生成コンテンツを、広告主が特定・回避することを支援する。
これらの取り組みはすべて、ChatGPT、Anthropic、PerplexityなどのLLM(大規模言語モデル)によって急速に拡大する消費者エンゲージメントの機会を最大限活用できるよう、広告主に必要なデータとツールを確実に提供するという、DVの先進的なアプローチを示すものである。
DV AI Verification は、DVのMedia AdVantage Platformの中核コンポーネントである。同プラットフォームは、AIを活用したメディア検証、広告最適化、キャンペーン成果測定を統合し、メディアパフォーマンスと広告費対効果(ROAS)の最大化を実現します。その中でDV AI Verificationは、広告主がAIエージェントとのインタラクションを特定・管理し、低品質なAI生成コンテンツを回避することを支援する。
DoubleVerify の詳細については、https://doubleverify.com/ja/をご覧ください。
▼DoubleVerify について
DoubleVerify(「DV」)(NYSE: DV)は、業界をリードするメディア効果測定プラットフォームであり、AI を活用してグローバルブランドに優れたデジタル広告の成果をもたらす。メディアの効率性とパフォーマンスを向上させることで、DV はデジタル広告を取り巻くエコシステムを強化し、デジタルメディアの売り手と買い手の間における公正な価値交換を維持する。




