[Global動向]Alipay、AIエージェントを中心とした大規模刷新を発表ほか
by on 2026年6月26日 in ニュース
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Alipay、AIエージェントを中心とした大規模刷新を発表
中国のテクノロジー企業Ant Groupは、約20年ぶりとなるAlipayの大規模刷新を発表した。Alipayはデジタルウォレットから、自律型AIエージェントを搭載したネイティブAIプラットフォームへと位置づけを転換する。今回のアップデートでは、「Ah Bao」と呼ばれる対話型AIアシスタントが導入され、中国で急速に進化するAI市場において、Alipayを日常的なデジタルサービスの中核的なゲートウェイとするというAnt Groupの構想が反映されている。
試験版では、ユーザーはAIアシスタントとの自然言語による対話を通じて、配車サービスやフードデリバリーといった日常的な取引など、1万件を超えるサービスを利用できる。Ant GroupはAIをユーザー体験に直接組み込むことで、決済サービスにとどまらないAlipayの役割強化を目指している。
Hyundai、コンテナ型広告技術をテスト
プログラマティック広告では、バイヤーがAIを活用した入札や意思決定ツールをサプライサイドに近い場所へ移行する動きが広がっており、大きな変化の兆しがみられる。Chalice AIとOpenXによる新たな連携により、広告主はOpenXのクラウドベースのコンテナインフラ上で入札モデルを直接実行できるようになった。これにより、従来のDSPで入札リクエストがフィルタリングされる前に、利用可能な広告在庫をより広範囲に評価できるようになる。
このアプローチは、AIモデルが広告在庫全体をより広く把握できるようにするとともに、より迅速かつ精度の高い入札判断を可能にし、メディア運用の効率向上を目的としている。韓国の自動車メーカーHyundai Motor Companyは、OpenXの新しいコンテナベースの広告ソリューション「OpenXBuild」の実証実験に広告主として参加し、良い結果を得たとしている。Hyundai Motor Companyは、この技術は単にメディアコストを削減するだけではなく、価値の高いオーディエンスや見込み顧客を、より効果的に特定できるとしている。
Coupang、過去最高額の制裁金を科される
韓国の個人情報保護を所管する個人情報保護委員会(Personal Information Protection Commission)は、大規模な情報漏えいにより韓国人口のおよそ3分の2に当たる個人情報が流出したことを受け、韓国大手EC企業Coupangに対し6,246億ウォン(約625億円)の制裁金を科した。当局によると、同社は十分なサイバーセキュリティ対策を講じておらず、不正アクセスの検知および対応も適切ではなかったとしており、今回の制裁金は韓国における情報漏えい事案として過去最高額であるとしている。
今回の情報漏えいは、Coupangの海外サーバーを経由して発生し、元従業員が有効な暗号化キーを不正利用したことが原因とされている。本件は世論の強い反発を招き、さらに厳しい制裁を求める声も上がっている。個人情報保護委員会は、顧客の同意を得ずに個人データを不適切に取り扱った点についても同社を処分し、議員らは1兆2,000億ウォン(約1,200億円)に及ぶ高額な制裁金を要求している。
Coupangは今回の決定を不服として裁判で争う姿勢であり、情報漏えい発覚後に講じた是正措置が十分に考慮されていないと主張している。
※1ウォン=0.1円で換算
ABOUT 角田 知香
ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。



