Silverpush、AI駆動で加速する日本展開とCTV・ソーシャル動画への対応、そして進化するコンテキスト広告の未来とは
by on 2025年9月09日 in ニュース

独自のAI技術を活用したコンテキスト広告のグローバルリーダーであるSilverpush(シルバープッシュ)は、日本市場での初年度を成功裏に終え、CTV、YouTube、ショート動画といった主要プラットフォームを横断的に対応する包括的なソリューションを武器に、事業を急拡大している。
本インタビューでは、Silverpush CEOのヒテッシュ・チャウラ氏と、日本カントリーマネージャーの中野 済氏に、同社の独自AIがいかにブランド適合性・キャンペーン自動化・メディア効率といった課題を解決し、日本市場における動画広告の未来を切り拓いているのかについて語っていただいた。
(Sponsored by Silverpush)
-日本市場に参入してから1年が経ちました。これまでの手応えはいかがですか。
チャウラ氏:日本市場での初年度は非常に多くのインサイトや気付きを得ることができ、今後の可能性を強く感じられる一年となりました。日本の広告主は、革新性と信頼性のバランス、そして自社のブランド理念との整合性を重視していると私たちは理解しています。
当社のAIによる動画単位でのコンテキストインテリジェンスは、単なるテクノロジーではなく、文脈を理解したブランド適合型ターゲティングとして、日本の高い広告基準にも応えられる点で、多くの共感を得ることができました。
ローカルのニーズに応じてソリューションを最適化し、着実に価値を提供し続けることを通じて、広告主や広告代理店との間に確かな信頼関係を築くことができていると感じています。
中野氏:主要広告代理店とのお取引を通じて複数のキャンペーンを展開し、おかげさまで幸先の良いスタートを切ることができました。
参入にあたっては、言語・文化・商習慣など独自性の高い日本市場への適応を重視し、インド本社に日本時間対応の専任ユニットを設置して連携を強化。広告主・代理店の皆様との対話を通じて、国内におけるコンテキスト精度の確認や、迅速で高品質なレポート・サポート体制を整備しました。
また、配信単価だけでなく、コンテンツの質やブランドセーフティ、ブランド適合性、パフォーマンス指標を事前に共有し、KPIを明確化。これにより、高評価と高いリピート出稿につながっています。
-2026年に向けて、需要側のトレンドにどのような変化がありますか。
チャウラ氏:グローバルに見ても、AIを活用したメディア戦略が広告の未来を形づくりつつあります。広告主は今、チャネル横断での自動化、インテリジェントなインサイト、リアルタイムな適応をますます求めるようになっています。なかでもCTVは世界的に最も急成長している分野の一つであり、かつてリニアTVで享受していたコントロールや透明性を、今ではAIによるコンテキストインテリジェンスで実現しようとする動きが加速しています。
特に旅行業界やライフスタイル関連企業などの広告主は、自国以外の海外市場へのアプローチ手段としてCTVを活用する動きが広がってきています。こうした動向は、視聴行動の変化やメディア環境の分断化に対応するうえで、AI主導のソリューションがますます重要になってきていることを示しています。

Silverpush CEO ヒテッシュ・チャウラ氏
-SilverpushのCTVソリューションは、そうしたニーズに応えられていますか。
チャウラ氏:はい。当社のCTV向けソリューションは、AI駆動でスケーラブル、かつ今日の複雑化する視聴環境に対応するよう設計されています。CTVのプログラマティック配信環境はもちろん、YouTubeにおける長尺のプレミアムコンテンツまでカバーしています。
最近では、The Trade Desk(TTD)とのグローバルパートナーシップにより、当社独自のAIが生成した50以上のプレビッドコンテキストセグメントを活用したキャンペーンが可能になりました。番組・シリーズ・エピソードといった粒度でテーマ、感情、ブランドリスクを解析できるこの技術は、CTV広告における透明性と制御性を取り戻すものとして高く評価されています。
中野氏:日本でも広告業界全体を通してCTV・OTT領域での広告需要は高まり続けていますが、弊社のCTVソリューションを活用することで国内マーケットに留まらず、日本企業の海外向けブランディング広告や自治体によるインバウンド訴求などを、米国、ヨーロッパ、アジアなどの地域に向けて、番組やコンテンツをエピソード単位・動画単位で選定し、ブランドセーフな環境下で視聴者のモーメントを捉えて配信することが可能です。

Silverpush 日本カントリーマネージャー 中野 済氏
複数のAIが「チーム」として学び合い進化する、新時代のコンテキスト広告プラットフォームへ
-コンテキスト広告におけるAIの役割と、年内リリース予定の新AIプロダクトについて教えてください。
チャウラ氏:当社テクノロジーの中核は独自開発のAIエンジンである「Mirrors AI (ミラーズAI)」です。従来のメタデータやキーワードベースの手法を超え、動画の字幕、サムネイル、チャンネルの投稿傾向、クリエイターの履歴など多様なシグナルを解析します。これにより動画の意味や感情、文脈を精緻に理解し、ブランドにとって適切なコンテンツかどうかを判断できます。
この深いコンテキスト理解を基に、YouTube、CTV、TikTok、そして先日ローンチしたMetaにわたり、ブランド固有のコンテキストセグメントを構築可能です。トレンドやクリエイターの傾向、動画内容を評価し、高いブランド適合性を保ちながら大規模な広告配信を実現します。

Silverpush ミラーズAI
また、新たに提供を開始する「Silverpush キャンペーンマネージャー」では、AIによるストラテジーの提案からキャンペーンの自動設定、ターゲティング最適化、コンテキストベースのレポーティングまで、キャンペーンライフサイクル全体を効率化・可視化します。
このアップグレードの中核となるのが マルチエージェントAIフレームワーク です。複数のAIエージェントがチームのように連携し、それぞれがキャンペーンの重要なプロセスを担います。これらのエージェントは互いに継続的に学習し合うことで、より迅速で賢く、進化し続けるキャンペーン運用を実現します。
-なるほど、複数のAIがそれぞれ役割を持って動くのですね。具体的にどのように連携しているのか、もう少し詳しく教えていただけますか。
チャウラ氏:各エージェントは異なる役割を担っています。例えば、AIエージェントAはキャンペーンのセットアップを自動化し、エージェントBはブランドセーフティを監視、エージェントCはパフォーマンスをモニタリングしながらリアルタイムに最適化を行います。そしてエージェントDがその結果を分析し、改善のためのインサイトを生み出します。
重要なのは、これらのAIエージェントたちが単独で動くのではなく、常に情報をやり取りし、互いに学び合っている点です。例えば、パフォーマンス分析から得られた発見がすぐに最適化エージェントに共有され、即座に調整が反映されます。
こうした仕組みによって、YouTube、CTV、TikTok、Meta、さらにはプログラマティックといった複数のプラットフォームを横断して、より迅速かつ賢明で、常に進化し続けるキャンペーン運用を実現します。

Silverpush キャンペーンマネージャー
-TikTokやMetaなどショート動画プラットフォームにおける課題と、その解決策について教えてください。
チャウラ氏:最大の懸念は、ユーザー生成コンテンツ(UGC)環境におけるブランドセーフティです。こうしたプラットフォームは変化が激しく、属性ベースのターゲティングや簡易的なフィルターだけでは、不適切なコンテンツに広告が表示されるリスクを完全には防げません。それはブランドイメージにとって大きなリスクとなります。
そこで当社のAIは、リアルタイムでトレンドや投稿者とそのコンテンツ情報を解析し、適合性を評価します。これによりブランドごとのカスタム除外リストを構築し、広告が安全かつ関連性の高いコンテンツにのみ表示されるよう設計しています。プラットフォームに依存しない精度の高いターゲティングが可能です。
-日本における今後の展望について教えてください。
中野氏:チャウラが先ほど述べたとおり、マルチ・エージェンティックAIを搭載した新型プラットフォームを軸に、YouTubeやCTVに加え、TikTokやMetaといったソーシャルメディアへの対応を拡張していくことはすでにグローバルで進められている取り組みですが、日本市場においても基盤となる重要な進化です。
そのうえで日本での展開においては、こうしたグローバル基盤を活かしつつ、広告主・代理店の皆様にとって使いやすく、成果に直結するサービスをニーズと照らし合わせながら提供していきます。単なるAI技術の導入にとどまらず、実際の運用現場で確かな価値を発揮できるよう、サービスのローカライゼーションと人によるサポートを一層強化してまいります。
さらに、日本企業や自治体による海外市場向け広告展開を見据え、インバウンド・アウトバウンド双方のニーズに応えられるよう、グローバルネットワークと日本チームの連携をより強固なものにしていきます。
Silverpushは、単なる海外発のテクノロジーベンダーではなく、日本市場に根ざした信頼できるパートナーとして、今後もプロダクトとサポートの両面で継続的に価値を提供し、積極的な投資を行ってまいります。
【Silverpushについて】
Silverpush(シルバープッシュ)は2012年にインドで設立され、現在は世界30カ国以上に拠点を展開するグローバル企業です。YouTube、CTV、プログラマティック、ソーシャルなどの主要プラットフォームにおいて、ブランドに最適な文脈で広告を届ける「コンテキスト・インテリジェンス・プラットフォーム」を提供しています。
動画広告に特化して設計された、受賞歴のある独自AIエンジンを搭載し、コンテンツ単位でコンテキストシグナルを高精度に解析。これにより、広告主や代理店は、より適切なタイミングと文脈でターゲットにリーチし、広告効果の最大化を実現できます。
商号:Silverpush株式会社
所在地:東京都港区海岸1丁目7番1号東京ポートシティ竹芝オフィスタワー8階
代表者:中野 済/カントリーマネージャー
商品HP:https://www.silverpush.co/
お問い合わせ:https://www.silverpush.co/contact/
ABOUT 角田 知香
ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。




