[Global動向]PinterestがCTV向け事業を開始ほか
by on 2026年5月01日 in ニュース
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PinterestがCTV向け事業を開始
画像共有プラットフォーム企業Pinterestは、コネクテッドTV(CTV)分野への進出を加速させている。CTV広告プラットフォーム企業tvScientificを買収し、自社のオーディエンスデータをパフォーマンスTVのエコシステムに取り込む狙いである。広告主はPinterestの高い購買意欲を持つオーディエンスに、CTVキャンペーン内で直接アクセスすることが可能になる。
アメリカにおけるCTV広告支出は今後数年で従来テレビを上回ると予測されており、Pinterestはこの視聴習慣の変化に期待を寄せている。さらに自社のユーザーシグナルとtvScientificの測定・購買機能を組み合わせることで、広告主は購買率の向上といった、より優れた成果を上げることができると主張している。
Googleがアメリカ国防総省と契約締結
Googleは同社のAIモデルを「合法的な政府目的であればいかなる用途にも」使用することを認める機密契約を、アメリカ国防総省と締結したと報じられている。この契約により、Googleはすでに政府向けAI契約を確保しているOpenAIやxAIと並ぶ立場となる。一方で、AI企業Anthropicは、兵器および監視用途に関する安全措置の緩和を拒否したことから、これまで契約からは除外されている。
契約の詳細では、国内における大規模監視や人間の監督を伴わない自律型兵器といった用途には制限が設けられているとのこと。しかし、この契約はGoogleに対し、自社技術の最終的な使用方法を拒否する権限を付与していないと報じられており、これらの安全措置が実際にどれほどの強制力を持つかには疑問が残る。また、政府の要請に応じて、Googleが安全設定を調整することを義務付ける条項も含まれている。
AnthropicがAIエージェントのマーケットプレイスを構築
AI企業Anthropicは、AIエージェントが買い手および売り手の両方として機能し、実物の商品と金銭の取引を自律的に交渉する、クローズド型マーケットプレイスの試験運用を実施した。「Project Deal」と名付けられたこの実験では、参加した69名の従業員に一人100ドル(約15,700円)相当のギフトカードが付与された。限定的な規模にもかかわらず、本実験では186件の取引が成立しその総額は4,000ドル(約628,000円)を超えている。同社はこのシステムが非常にうまく機能したことに驚いていると述べている。
Anthropicは、異なるAIモデルを用いて並行する4つのバージョンのマーケットプレイスを運用したとのこと。そのうち1つは「実環境」で行われ、同社の最も高度なモデルが代理となり、実験後にはすべての取引が履行された。残りの3つは、モデル能力の違いが結果にどのような影響を与えるかを検証するために設計されたテスト環境であった。
このプロジェクトはエージェント主導型経済における新たな動向を明らかにしている。Anthropicはより高度なAIモデルが、一貫して交渉においてより良い結果を出すことを発見した一方で、参加者の多くはその差異にほとんど気付いていなかったとし、エージェントの品質格差に懸念が生じた。同社はまた、初期指示が取引結果にほとんど影響を与えないことも認めており、自律的な商取引においては、プロンプト設計よりもモデル能力の方がより決定的な役割を果たす可能性があると示唆している。
※1米ドル=157円で換算
ABOUT 角田 知香
ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。





