セプテーニが考える、動画配信サービスにおける「広告プランニングで重要なポイント」
(Sponsored by Septeni Japan)
2022年のデジタル広告業界の一つの大きなトレンドとして、インターネット回線を通じてコンテンツを配信するOTT(Over The Top)によるストリーミングサービスやVOD(Video On Demand)内での動画広告の伸長があげられます。
本稿ではこのトレンドの背景と最新の状況に加えて、今後出てくる広告出稿時やプランニング時の課題、その課題に対するアプローチの考え方について述べていきます。
動画配信サービス躍進の一年
2022年はこれまで地上波が中心だった放映コンテンツの提供方法に大きな変化が起きた年と言えます。
OTTによる動画配信サービスに関しては、非常にトピックが多い1年でした。主要サービスで例を挙げてみると、「TVer」に関しては2022年10月に初の2,300万MUB(Monthly Unique Browsers)を突破し、前年同月比140%を超える伸長となっており、「Amazon Prime Video」では独占スポーツLIVE中継が多くの反響を呼び、この動画配信サービスでしか見ることができないコンテンツも増えています。
参照:[TVer] 2022 年 10 月、初の 2,300 万 MUB 突破! ~コネクテッド TV の利用拡大・MUB は前年比 143%に~
また、「ABEMA」が「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の全64試合無料生中継を行い、大きな話題となったことも記憶に新しいかと思います。日本対ドイツ戦が行われた日に1日の視聴者数が1,000万を突破したことを皮切りに、日本対スペイン戦が行われた日には1,700万を突破し、開局史上最高数値となったことが発表されています。さらに、11月21日からの1週間の視聴者数も3,000万人を突破し、開局史上最高数値となっています。この数字は2022年10月26日に発表されたサイバーエージェント社の決算資料内で示されているWAU(Weekly Active Users)の過去最高数字1,896万を(定義は若干異なるものの)大きく上回っており、それだけ今回のABEMAのワールドカップの放映は、コンテンツの力を大いに示した結果となっています。
また、今回の放映では、カメラを切り替えるマルチアングル映像での観戦や、リアルタイムでは見られなかった試合のフルマッチ映像を好きな時に見ることができる「見逃しフルマッチ配信」等、地上波では簡単に行えない手法も注目を浴びており、ユーザーにとって新しい視聴体験となっています。
参照:
「FIFA ワールドカップ カタール 2022」を全64試合無料生中継する「ABEMA」、 日本代表初戦が放送された11月23日(祝・水)の1日の「ABEMA」視聴者数が1,000万を突破し、開局史上最高を記録
日本代表が決勝トーナメント進出を決めた試合が放送された 12月2日(金)の1日の「ABEMA」視聴者数が1,700万を突破し、開局史上最高を記録
「FIFA ワールドカップ カタール 2022」 「ABEMA」の1週間視聴者数が3,000万を突破し、開局史上最高を記録
サイバーエージェント2022年通期決算説明会資料
これら例をあげた動画サービスの躍進はさらなるユーザーへの浸透につながり、今後の放映コンテンツの主戦場として注目が集まってくるでしょう。デジタル広告業界においてもこの新しいユーザーの動きには注目をしていく必要があります。
視聴デバイス、動画広告市場の変化とポイント
動画配信サービスユーザーの増加に加え、視聴デバイスの変化も注目すべきポイントです。
動画配信サービスの視聴デバイスに関しては、従来のスマートフォンを中心としたデバイスから、ネット接続されているテレビデバイスであるコネクテッドテレビの普及により、テレビ画面での視聴へとシフトしています。
これらの動画配信サービスの一層の普及とコネクテッドテレビという視聴デバイスの変化に関しては、デジタル広告の分野でも非常に注目が集まっており、今後さらなる拡大が見込まれる領域と考えております。
参照|インテージ社 コネクテッドテレビ動向調査
動画配信サービスは、都度コンテンツを購入するPPV(Pay Per [...]
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