YouTubeが台湾動画広告事業でAmazonのゲーム実況サイトTwitchと連携
少し前のニュースであるが、台湾現地メディアの英語メディアTAIPEI TIMESの報道によると、YouTubeが台湾で動画広告ネットワークを開始したようだ。
YouTubeを基軸とする、動画アドネットワークの配信先には、現地有力ニュースメディアのAppDaily、中国最大規模の動画配信プラットフォームYouku.com とTudou.com、Sohu.comなど層々たる大手メディアが参画。また、これにAmazon.comが2014年8月に買収したゲーム実況サイトのTwitchも参画している。
Googleによると台湾ユーザーの2015年1-3月期のYouTube視聴時間は、前年比80%増に達しているとのこと。これは同期間におけるグローバルのトレンド(前年比60%増)を上回る勢いである。台湾のYouTube月間ユーザー(UV)数は930万人に及び、またユーザー1回訪問あたりの平均視聴時間は25分に及んでいる。
また同1-3月期、ユーザーのディバイス別視聴時間は、モバイル経由が50%に達したとのことである。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長 慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。