×

先週のアドテクシーン:電通グループ3社、「People Driven Content Marketing」サービスの提供を開始

日本国内、アドテクシーン画像



広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【トップニュース】

電通グループ3社、「People Driven Content Marketing」サービスの提供を開始

電通、電通デジタル、CCIの電通グループ3社は、"人"基点でコンテンツマーケティングを統合・高度化する「People Driven Content Marketing™」(ピープル・ドリブン・コンテンツ・マーケティング)サービスの提供を開始する。

電通グループが推進する""人""基点の「People Driven Marketing」のフレームワークを拡張し、8社のメディアパートナーとの連携により、現状のコンテンツマーケティングの課題解決を図る。

中核組織として「CCI Content Studio」(CCIコンテンツスタジオ)を設置、統合的なコンテンツマーケティングの戦略構築から施策展開、PDCAまでの全てを運用する仕組みと体制を整えた。

【アンケートご協力お願い】

logo
ExchangeWire JAPANを運営するデジタルインファクトでは、広告業界の皆さまを対象にした各種アンケート調査を実施しております。

インターネット広告・マーケティングに関する調査

■調査対象となる方:
インターネット広告・マーケティングをご担当の広告主企業の方

それ以外の方は対象外となります。

★アンケートのご回答はこちらから

■設問数:全14問(最長の方で正味回答数は12問)
※全て選択式で、3分~4分ほどでご回答いただけます。

■回答いただいた方には:
先着100名様にAmazonギフトカード1000円をご贈呈させていただきます。

【調査】

「スマホアプリの動画広告」は、テレビCMよりも不快感を持つ!?-ジャストシステム調査

ジャストシステムは、15歳~69歳の男女1,100名を対象にした動画と動画広告に関するユーザー調査結果を公表。
「YouTube」「LINE」「Facebook」などといったプラットフォームごとに、配信される動画広告をどう思うかについて聞いたところ、「テレビCMと比べて不快感を持つことが多い」と答えた人の割合が最も高かったのは「(YouTubeやLINE、Facebookなど以外の)その他のスマートフォンアプリ」(47.7%)、次いで「インターネットのWebサイト」(47.5%)であったとのことだ。
図

出典:同社プレスリリース

【新サービス・新機能】

楽天と楽天データマーケティング、広告主向けマーケティングツール「RMP - For Brands」を提供開始

楽天と楽天データマーケティングは、「楽天市場」広告主向けマーケティングツール「RMP - For Brands」の提供を開始した。
「楽天市場」を活用したマーケティング活動におけるマーケティングツールとして、当初は、「楽天市場」に企業のブランドサイトを設置できる広告ソリューション「RMP - Brand Gateway」の利用企業を対象に、「Data Analysis機能」と「Brand Communication機能」を提供する。
図

出典:同社プレスリリース

ヤフー、スポンサードサーチで動的検索連動型広告の提供を開始

ヤフーが提供するYahoo!プロモーション広告、スポンサードサーチにおいて、新たに動的検索連動型広告の提供が5/30より開始される。
動的検索連動型広告では、あらかじめ指定したURLのコンテンツと関連性の高い検索キーワードに対し、広告を配信することが出来る。

アイモバイル、動画アドネットワーク「maio」において、「プレイアブルアド」の提供を開始

アイモバイルは、スマートフォンに特化した動画アドネットワーク「maio」において、 5 月 24 日、広告クリエイティブ内で、広告主の商品・サービスを数十秒間、ユーザーに疑似体験してもらう広告手法である「プレイアブルアド」の提供を開始した。
図

出典:同社プレスリリース

アウトブレイン、独自のインタレストグラフを活用したインタレスト・ターゲティング配信の提供を開始

アウトブレインは本新たな配信手法としてインタレスト・ターゲティング配信の提供を開始した。アウトブレインが独自に所有するユーザーごとの興味・関心データ「インタレストグラフ」で規定されるカテゴリーから特定の興味・関心を持つオーディエンスのセグメントを作成し、配信が可能になる。
図

出典:同社プレスリリース

【サービス連携・業務提携】

Drawbridge、GeoLogicへConnected Consumer Graph®の提供を開始

Drawbridgeは、資本業務提携パートナーの三井物産を通じジオロジックへ複数デバイスを跨り同一ユーザーを推定するConnected Consumer Graph®の提供を開始した。

ジオロジックは同社位置情報アドネットワーク「GeoLogic Ad(ジオロジック・アド)」にConsumer Graphを導入することで、位置情報を活用した広告配信が、従来のアプリだけでなく、PCやモバイルWebブラウザや、同一ユーザーのPCブラウザ上でも可能となる。
図

出典:同社プレスリリース

vivitoとMIL、動画広告で業務提携

デジタル動画に特化したプラットフォーム「Crluo(クルオ)」を展開するvivitoは、インタラクティブ動画編集ツール「MIL」の開発・運営を行うMILと、デジタル動画マーケティング及び動画制作領域における業務提携契約を締結した。
両社でビューアブル動画広告の普及を促進していく。

【新会社・新組織】

博報堂DYホールディングス、「データ・エクスチェンジ・プラットフォーム設立準備室」を設置

博報堂DYホールディングスは、企業・団体が有する多様な生活者データ、社会データをより広く安全に利活用されることを目指し「データ・エクスチェンジ・プラットフォーム設立準備室」を設置した。
データホルダー企業・団体は、データを活用した新たなビジネスチャンスの創出が期待できる一方、データを活用する企業・団体は、外部データを用いたマーケティングやサービス開発などができるようになる。
図

出典:同社プレスリリース

NewsPicks、電通と合弁会社「NewsPicks Studio」を設立

ユーザベースグループのニューズピックスは、「NewsPicks」において、電通と業務提携し、動画を中心としたポストテキストコンテンツの企画制作・プロデュース領域での協業を進めていく。

また同時に、その具現化に向けて、今年6月に両社で合弁会社「株式会社NewsPicks Studio」を設立することで合意した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。