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Teads、アテンションプログラムを発表[ニュース]

 

Teadsは、「Teads Attention Program」の提供を開始することを発表した。このプログラムは、Teads Ad Manager内でアテンション指標をマルチスクリーンで計測が可能になる新しい取り組みである。

 

昨今、デジタルへの広告投資は流動的にチャネル全体へ割り当てられる傾向にあります。広告主はすべてのスクリーン(チャネル)を横断的に見ることの可能なアテンション測定方法を探している。

これに対してTeadsは、同社に参画する質の高いコンテンツを保有するトップパブリッシャーとコネクテッドTVの広告配信面に対し、アテンション調査分野の第一人者であるAdelaide(アデレード)、Lumen(ルーメン)、Realeyes(リアルアイズ)ら測定パートナーとシステム統合を行い、アテンション測定におけるリーダーシップをグローバルで推進していく。

このプログラムは、広告主とパブリッシャー双方へのアテンション理解を支援し、アテンション向上のためのプランニング、メディアバイイング、最適化、レポーティングまでをTeadsのプラットフォームで可能にしている。

アテンションは、クリエイティブ、メディアの品質、関連性、広告体験という、4つの因子により促進されることが近年の研究でわかっており、アテンションを広告キャンペーンの指標の一つとすることが最終的な成果となり、また、アテンションにフォーカスした広告配信は、視認性(ビューアビリティ)と比べおよそ3倍の効果があると証明されている。

 

Teadsのリサーチ&インサイト部門SVPであるCaroline Hugonenc(キャロリン・ユゴネン)氏は、次のように述べている。

「アテンションがキャンペーンの結果、ひいてはブランドのビジネスに与える影響を握っています。この度のアテンションプログラムの立ち上げにより、グローバルでのアテンション測定に推進できることを誇りに思います。この取り組みはアドテクノロジー業界、広告業界にとって大きな前進であり、今後もすべてのパブリッシャー、代理店、広告主のパートナーの皆さまと協力し、この新しい指標を各々のビジネスの目標に適切に取り入れ、支援をしてまいります。」

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。